【感想】プロ野球オーナーたちの日米開戦

山際康之 / 文春e-book
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • 臥煙

    臥煙

    正力松太郎、小林一三と有馬頼寧。3名のオーナーの視点からの、戦争に巻き込まれていく草創期のプロ野球。

    前者の巨人、阪急のお二人はあまりにも有名だろう。本書は実質セネタースのオーナーだった有馬頼寧伯爵が主役。華族としてプロ野球の黎明期、断りきれず関わった球団。貴族院議員の有馬に因んたセネタース。

    大政翼賛会、近衛文麿内閣に携わる3名。日米開戦に進んだいく世相。出征する伝説の名投手沢村栄治や改名を余儀なくされるスタルヒンなど。

    戦争は終わった。公職追放される3人。復帰後の読売と阪急の興隆と対象的な没落貴族の有馬。晩年は日本中央競馬会の理事長を務め「有馬記念」に名を残す。

    内容が思いが駆け足に進む展開。個々の人物をもう少し掘り下げても面白かったかも。何より有馬頼寧という人物に興味が持てた。
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    投稿日:2022.02.01

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【戦争に飲み込まれたプロ野球の悲劇】セネタースの有馬頼寧、巨人軍の正力松太郎、阪急軍の小林一三。日米開戦に関与した3人のオーナーの苦悩と決断を描いた歴史ドラマ。

    投稿日:2021.11.18

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