【感想】あしたの星~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(八)~

中島久枝 / 光文社文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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  • よねだ

    よねだ

    伊佐と小萩はお堅いというかのんびりしているというか…まわりがどんどん世話を焼きたくなるのわかる
    家族になるうえで色々と会話が足りていなくて不安になっていた小萩、自分がどうしたいかを伊佐に伝えられて、受け入れてもらえて良かった
    お絹ちゃんは、おっとりしていても自分の願いを叶えていく小萩をうらやましく感じたんだろうな
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    投稿日:2024.02.14

  • tvxqhitomi

    tvxqhitomi

    202112/シリーズ全8巻まとめて。江戸の菓子屋が舞台というのも好みだし、読みやすく面白かった。主人公が、菓子に見せられ鎌倉で旅籠を営む実家を飛び出してきたわりには、菓子への情熱や職人としてのひたむきさがあまり感じられないのでそこは残念。でも職人らしい気難しさもありながら気のいい菓子屋の面々や、我が道をいく呉服屋の女将お景など、周囲の人々の描写も魅力的で、楽しく読めた。続きを読む

    投稿日:2022.03.04

  • hito-koto

    hito-koto

    このレビューはネタバレを含みます

     フードライター、特に甘味には滅法強い中島久枝さんの好調シリーズ、日本橋牡丹堂菓子ばなしシリーズ№8、「あしたの星」、2021.8発行。鎌倉からお菓子作りを学びたくて日本橋牡丹堂にやってきた小萩、間もなく19歳に。牡丹堂で修業して3年、小萩庵の看板をいただくまでに。そして今回は、同じ菓子職人の伊佐20歳と結婚することに。幸多かれと願う飴菓子、相生の松のなぞ、留助とぺんぺん草、鶯が招く春の4話。小萩のまわりの人たちが皆な素晴らしいです!

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    投稿日:2021.12.17

  • かおるひめ

    かおるひめ

    日本橋牡丹堂シリーズ第八弾。
    師走から元旦、梅の時期へ。伊佐と両想いになった
    小萩の心の揺れと日々を、季節の移ろいと共に描く。
    幸多かれと願う飴菓子・・・松屋のご隠居の気がかりは、孫娘。
      恋しい相手は何者か?そして迎える元旦に伊佐は・・・。
    「相生の松」のなぞ・・・手習所の主人が、出た家に残る娘たちに
      贈る菓子は相生。菓子に託す父の想いと娘たちの心情。
    留助とぺんぺん草・・・つわりのお滝のために、なずなを探す留助。
     協力する小萩は、百薬園での出会いで大事な人を失う心を知る。
    鶯が招く春・・・鶯合わせの菓子を依頼され、悩む小萩だが、
      それ以上に小萩庵の行く末が心にのしかかってくる。
    内緒にしても狭い見世の中ではわかってしまいますね~。
    あっという間に婚姻への道を歩む、小萩と伊佐。
    その冬から春への中で、小萩は、家族や家庭についてを考えます。
    子への想いや病で愛しい人を亡くすことの悲しみ。
    そして、話を聞く、話をする、そして行動することの大切さ。
    その中から大事な事を選り分け、理解すること。
    まだまだ足りないことだらけだけど、小萩は成長しています。
    今回は、大晦日までの菓子屋の繁忙ぶりや武家のしきたり等が
    分かって、知識の面でも楽しめました。
    また、密やかに暗躍する勝代の動向は、次巻の布石かも。
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    投稿日:2021.09.17

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