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森見登美彦 / 光文社文庫 (253件のレビュー)
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ひがしのそら
竹林にまつわる登美彦氏のエピソードや妄想が書かれている作品だ。妄想の部分では竹林経営に進出し,モリミーバンブーカンパニーの社長となっているが,現実では何も進んでいない。現実の方は編集者や明石くんと竹を…刈った思い出話だ。妄想と現実との乖離があって,たまにどっちかわからなくなる。続きを読む
投稿日:2024.04.20
そぎまる
登美彦氏が竹林を刈ろうとして中々刈らない話だ。 内容はもはやどうと言うことはないのだが登美彦氏の文章が読みたいそこのあなたにはとても満足の行く本ではないか知らん?
投稿日:2024.03.30
abuy
図書館でパラパラと読んで以来10年?それ以上?ぶりの再読。お変わりないようでやはりお若い。竹をめぐる本当か嘘かよくわからない文章がゆるゆる続いて「なんやこれしょうもなw(褒めてます!)」とどこにも力を…入れずに読んでいられる。竹林になかなかたどり着けないグダグダ感と、作家としてめまぐるしく売れに売れていかれる慌ただしくも華やかな気配が交互に現れて、ゆるいのかスリリングなのかよくわからない。とても心地よい。 有益なことから全力で逃げたいとき、なんか疲れてるとき、さみしいけど一人でいたいとき、あるいは竹林でボーッと佇んでいたいときなどにとてもよろしいかと思います。続きを読む
投稿日:2024.03.27
菌類
ザ・森見登美彦ワールド!っていう感じの一冊。ただただ「竹林を切る」というだけなのにこんなに膨らませて膨らませて一冊の本になっちゃうのはすごいと思う。どの森見登美彦作品にも言えることだけれど、奇想天外な…妄想が延々と広がっていって、でも収集つかないってことはなくうまいこと辻褄が合って収まっていくのがとても好きだなと思う。続きを読む
Zilu
竹林をテーマに、森見氏が竹の伐採をして事業を興し一攫千金とムキムキの肉体を手に入れる。そんな構想(妄想?)を描いて竹林と格闘する体験記の様な小説ですが、なかなか竹の伐採までに至らず、ダラダラとした状況…が長く続きます。がそれもまた面白かった。森見氏の人間性がよく分かる作品でした(笑)続きを読む
投稿日:2024.03.03
しらたき
「その人だけの文体」を持っている作家が大好きな私にとって、森見さんはもう最高。 何のことない出来事を書いていても、こんなに違う。 面白い話を書く小説家はたくさんいるけど、文章そのものに世界観がある書き…手って、じつはすごく少ないと思う。 奇跡のような、宝石のような存在。続きを読む
投稿日:2024.02.25
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