【感想】神様たち

森美樹 / 光文社
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • よつば

    よつば

    「デイドリーム・デイ」「いたいけな旅」「チャーミング・マン」
    「ゆびさきの夜」「神様たち」
    パワースポットを舞台にした5話収録の短編集。

    神やパワースポットからイメージする神聖な物語ではなく、性に貪欲であったり自由奔放とも思える女性達の姿と、歪んだ性癖を持つ男性の姿が描かれている。

    森美樹さんの作品はいつも気持ちがザワザワして落ち着かない。

    本作も、一筋縄ではいかない人間関係に気持ちがざわめき、それぞれの物語が見せるラストの反転に驚かされる。
    しっとりとした静けささえ感じる文章だが、生と性への確かな熱量を感じる一冊。
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    投稿日:2023.02.17

  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    初めて読む作者 森美樹氏の作品である。

    題名は、綺麗な「神様たち」なのだが、表紙は、何とわけのわからないような 顔の輪郭。

    5話からなっている。
    最初は、幼馴染のカップルの男子学生が、友人の女子学生と仲良くなって 神社巡りをして行くのだけど、・・・
    女の嫉妬が、織りなす絡み合いで、結局は、どちらの女子学生は、その男子とは結ばれない。

    16歳で、父になった男子。
    その赤子は、祖父母の養女に・・・・
    何とも複雑。

    眉目秀麗な父親。
    娘に付けた名前も、長女は、龍、次女は誠。
    その理由が、入院していた父の最後の言葉からわかるのだが、・・・それ以上に複雑過去の思いがあった。

    幼女のお尻に5つの黒子。
    結ぶと星座のようだ・・・と、の記憶。
    あかつき学園の園長の性癖。

    御朱印と神様の名前で、縁が出来た二人。
    御朱印ボーイとして、一緒に、代行御朱印集めをする子Tになるのだが、・・・
    親の過去の話など、・・・・複雑極まる事ばかり。

    どの話も、少し人間関係が、複雑すぎる。

    「あるがままを肯定する意欲作」と、帯に抱えていたけど、・・・ちょっと読みづらい作品であった。
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    投稿日:2022.02.18

  • 光文社 文芸図書編集部

    光文社 文芸図書編集部

    親友と恋人の板挟み、いびつな親子の愛憎、あぶり出された過去、ままならない人間関係・・・・・・女は、それでも生きる。パワースポットを舞台に一筋縄ではいかない人間関係を描き出す。女性の本質を描いてきた著者が放つ、あるがままを肯定する作品集。続きを読む

    投稿日:2021.09.30

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