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百田尚樹 / 太田出版 (337件のレビュー)
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pokke
主人公の牛河原の言動って、ほとんど詐欺じゃないかと、最初はあんまりいい気持ちはしなかったけど、読み進めていくうちに、言ってる事に筋は通ってるし、段々と引き込まれる感じがしました。途中ご本人登場には笑え…た。そして、最後の一行は、流石です。続きを読む
投稿日:2023.10.05
ぶらっくほーる
編集者は文字を書く人間のことをこんなに馬鹿にしているのかとショックだった。表向きはいいこと言って、裏では馬鹿にして、がっぽりお金もぶんどって。しかしだ、冷静に考えると、丸栄社は特に悪いことはしていない…。消費者に出版という「夢」を提供するサーブス業なだけだ。夢や理想はビジネスの食い物にされるのが世の常である。消費者、顧客が得をする商売はない。裏でどんな憶測が蠢いていても、金を払って夢を買う、消費者は文句を言える立場ではないだろう。きちんとビジネスが成り立っていた。 「いい文章って何ですか?」 「読みやすくてわかりやすい文章だ。それ以上も以下でもない」 この言葉には勇気づけられた。続きを読む
投稿日:2023.08.12
あやこ
出版社に務める牛河原は、いわゆる読者を顧客として考える出版ではなく書き手を顧客として本を作るやり方をビジネスとしていた。 それはまさしく夢を売る仕事だった。 読んでいてひたすら抱く違和感の正体を考え…たけど、もしかしたら百田さんは純粋に読書を楽しんだことがないのかもしれないなあ。 読者ってそこまで馬鹿じゃないし、インターネットの発達で文字自体は読む人が増えてる。 確かに出版業界が昔のようにいかないのは確かだろうけど、だからこそオーディオブックサービスなんかを始めたり、新しいことを模索してる。 フィクションとはいえなんだか本をコケにされてるようで悲しかった。続きを読む
投稿日:2023.08.06
ありんこ
敏腕編集者牛河原部長の巧みな話術は天下一品。どんなクレーマーも丸め込む。最初の悪徳な感じから優しい部分もみることが出来て面白かった。
投稿日:2023.05.06
そら
このレビューはネタバレを含みます
敏腕編集者である主人公が働く出版社で、本を作りたいと頼みに来る客に対して、言葉巧みに言いくるめたり、嘘をついたりして騙してボロ儲けする物語だった。 客の性格を話し方や原稿で判断し、それにあったセリフ(マニュアル)で騙しているのに驚いた。 また、売れる本の条件、制作された本がどのようにして本屋に並ぶのか、印税のしくみなどについて知ることができた。 実際に、そのような詐欺をしている出版社があるのかなと本気で思った。
投稿日:2023.03.02
おい
面白い!こんな業界の秘密があったのか!フィクションでありながら、実はノンフィクションだろうとも思ってしまう。書いた百田さんもこれを出版した会社もすごいな。
投稿日:2022.12.31
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