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京極夏彦 / 角川文庫 (15件のレビュー)
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総合評価:
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タケ
このレビューはネタバレを含みます
すべてにおいて「まぁ嘘ですよ」の短編集。稲川淳二な夢野幻太郎か。自分の周りに起きた風に描いているのでとてもサクサク読めた。台所に立つ女やら持ち主を取り殺す写真やらいかにも~という話の中で、宗教にはまっているおじさんの話が違う意味で怖かった(笑)。
投稿日:2024.01.10
一条
何が本当で何が嘘が、すべてがあやふやになっていく 怖いと言うか、不思議という感じ ハウスはちょっと、同じ状況を想像すると気味が悪いかな
投稿日:2023.11.18
明烏
京極夏彦御大の本は結構読んでるけど、その中でも相当に読みやすい部類に入ると思う。 全体的に「虚」「嘘」が中心となっており、各話を読んでも何が真実なのか逆にわからなくなってしまう。 この世は概して「嘘」と「本当」に分けられる。 しかし過去もルーツも、今見ている世界も夢も…「嘘」になってしまうなら一体何が「本当」なんだろうか? 「虚構」にならない恐怖だけが残る味わい深い京極ホラー。やはりこれはクセになる。
投稿日:2023.03.19
4614
嘘を見破るとかそういった気持ちで最初進んでいたら、いきなり真っ暗になって不安に駆られる。そんな作品でした。個人的に「キイロ」という作品が印象的でした。
投稿日:2023.03.03
lilymikkai
久しぶりに京極夏彦を読みたくなったけど、長編は読み切れる気がしなくてこちらの短編集。「嘘」にまつわる短編集で、三津田信三のシリーズのように、著者がそのまま体験したことのある話のような体で書かれている。… 最初からこの話は嘘、と言われているから拍子抜けする部分もあり、でも本当に嘘だか分からないとか、どこからどこまでが嘘かわからないというのは逆に不気味で良かった。 一番怖かったのは「ベンチ」の仏壇破壊おじさんかなあ。キンゴロー様の話も好みだった。 きっちりと創作された怪談の、因果関係が明確になるタイプの話も好きだけど、この短編集は実話怪談の「腑に落ちなさ」がある。わけが分からない、意味が分からない、だから怖い。私も実話怪談派かも、と認識させられた一冊。続きを読む
投稿日:2023.01.25
eri
短編でありながら、繋がっています。 この小説は『嘘』なんです。 ・レシピ ・ちくら ・ベンチ ・クラス ・キイロ ・シノビ ・ムエン ・ハウス ・リアル ・コード ゾワッとするが、時々笑える。楽しか…ったです。 これを読むと…ん?私の記憶は大丈夫か?と疑ってしまう。 『嘘』と『真実』とは…?続きを読む
投稿日:2023.01.02
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