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降田天 / 角川書店単行本 (41件のレビュー)
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総合評価:
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n.
偽りの春の続編。 サラッと読めるし、少しホロっと泣けます。 犯罪者と言えど、その過程は実は切ない過程があるのかも…
投稿日:2023.12.07
ハルめめ
幼い頃、離れ離れになった兄弟のアサヒとユウヒ。二人は10年ぶりに再会し狂言誘拐を実行する。その8年後、幼い子供を置き去りにし衰弱死させる事件が起きる。狂言誘拐が招いた悲劇の裏にどうしても隠したい真実が…あった。負の連鎖という虐待連鎖。自分も被虐待児だった過去があろうがなかろうが罪は罪。どこかで連鎖を断ち切る術はなかったのだろうか。辛く苦しい作品。続きを読む
投稿日:2023.11.30
ころん
狩野雷太はある意味主役 一応「偽りの春」警察官狩野雷太シリーズの続編。 今回はアサヒとユウヒという兄弟が主役で、 過去の誘拐と現在のつながりをうまく描いていますね。 ※アサヒとユウヒの名前が似てて…混乱しました。 狂言誘拐の真相が、残酷で悲しいんですが、 事件の前振りが長いわりに、真相のインパクトが少し弱いかなという気がしました。 しかし、そんな事件を解決に導く、 影の立役者、狩野雷太の推理力がすごいです。 あえて狩野雷太を主役ではなく、ちょっと絡んでくる形にすることで、 ミステリアス感を演出していますね。 実際、前作読んでない方は 「この人急に出てきてなんなの? しかもあんま事件に関わってない感じなのに、 推理力キレキレで気になるー」となると思います。 狩野雷太は、まぁある意味主役といっていいでしょう。 降田天先生のそういった読ませ方、(私が勝手に思ってるだけ) と読後のなんとも言えない切なさが、いつもどおり表現されていて良かったです。続きを読む
投稿日:2023.11.08
manndanana
相変わらず降田天氏達の物語は綺麗なんだけど、これに関してはもっとドロドロした所を描いて欲しかった。 関係性は解るんだけど、個人的なそれぞれの思考っていうか動機っていうか。 システム的には二部構成で良…かったんだけど、様式美に行ってるのが何とも勿体無いな。続きを読む
投稿日:2023.10.20
のいる
兄弟の話で前半50ページは淡々と進むが、 後半になるにつれ、伏線や兄弟の考えがわかるようになってきて面白い。 たくさんの要素が絡み合っているのに物語としてきれいにまとまっている点に感心した。
投稿日:2023.09.23
絹嶋
「偽りの春」が面白かったので、こちらも読んでみました。偽りの春を読んでいれば、より楽しめるかと思いますが、こちら単品でも十分に世界観に入り込めるのと、偽りの春で出ていた狩野さんの出番は少なめなので、続…編というよりは別作品として読んだ方がより楽しめるかもと感じました。 お話全体を通して重たく、色んな分岐点が少しずつズレて分からなくなって、それがはっきりと見える瞬間が作中に何度もあり、本当に二転三転するお話でした。 降田先生に出てくる人たちは、全員何かに満たされていなかったり欠けていたりして、でもそれを補うような人間関係の描写が絶妙だなと思いました。一気に読み終えてしまうほど、没入出来るので読了後の満足感が欲しい方は、是非読んでほしい作品です…!続きを読む
投稿日:2023.09.03
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