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さいとー栄 / 電撃コミックスNEXT (2件のレビュー)
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猿山リム
人間のいなくなった日本を、女の子たちがオフロードバイクで旅をする。 ずっとシェルターで暮らしてきて、外の世界から送られてきたお姉ちゃんからの旅の記録をなぞって、人を探しつつ探索を続ける作品の第2巻…。 今巻は、秋葉原だったり、ウミホタルだったり。 女の子ふたりでの行動な作品ではあるが、全裸で走り回ったりシーンは(あってもおかしくない気もしないでもないが)無い。 他者がいなくとも、慎ましいのは良いことです。 謎を追いかけるより、世界を旅すること自体が優先されている段階な印象。 これから、バイクの整備など現実的な視点を経て、謎に迫っていくのでしょう。 終末世界での日常作品。 お気楽すぎず、殺伐すぎず、アクションあり、のんびりアリのいい塩梅。続きを読む
投稿日:2021.12.10
yoshimitaka
あっ、これ良い。良いんでは? 実はこの作品の存在を知らなくて、いきなり2巻から買ってるんですが、思いの外ツボ。 最近流行りの終末世界もの。 恐らく、人類滅亡からそう遠くない未来。 具体的には建物は…まだ輪郭を残し、しかし緑の浸食は始まっている光景が広がっている世界を、2人の女の子がバイク(セロー)で旅する物語…のはずです。 まず絵が好きなんですけど、線の強弱、細かい動き(人だけじゃなく、風や埃なども含めて)がきっちり捉えられてるのが素晴らしい。 特に、人がいなくなった街がどうなるか、と考えた時、普通に他の動物が台頭していると考え、見慣れた光景に異なる生態系が生まれている描写が、何ともリアルだなぁと思えます。 そしてそこで生きる動物たち、自然の表現に説得力があるので、「ちょっと隣の異世界」といった感慨がある、と。 個人的に旅、特にツーリングには惹かれるものがあるのですが、更にヨーコの好奇心や感受性を通して見るとより魅力的なものに。 …無用のトラブル引き起こしてるだけ、という気がしなくもないですが(苦笑 バイク(セロー)のメンテナンスや機動性、サバイバルの知識などを知れる、というのも一つの魅力ですね。 寂しさと諦めが満たす終末の世界を、明るく前向きに楽しんでるヨーコとアイリの旅路、 これは続きが楽しみです。 ……っていうか、その前に1巻を手に入れなきゃ…。続きを読む
投稿日:2021.10.11
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