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石黒達昌, 伴名練 / ハヤカワ文庫JA (15件のレビュー)
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響子
中級クラスな難解SFに属すると思うが「ALICE」が個人的に好きだ。 出版社の都合で、このような実力のある作家を埋もれさせる現状は本当にやるせない。
投稿日:2024.01.16
REM
2023-03-03 大半が論文形式という不思議な短編集。あくまで論理で紡がれるレポートの中から情念が湧き上がってくるのは、確かなSFの愉しみ。
投稿日:2023.03.04
ミスターエレクトリック
現在(皮膚感覚としての)日本SFはある程度の需要があり、こういう作品集が出ることが出来ているのだと思う。 個人的には、冬至草の後味の悪さが好きだ。 事実をなぞったような、ある種のとっちらかりが、判断を…読者に委ねる事が出来ている。作者の職業柄、理系用語はリアルだが、そのリアルさを、小説として、どう判断するか、というのは、また違う目線もあるかも知れないとは感じた。 正確である事が、必要である場合と必然である場合は違うからだ。 続きを読む
投稿日:2022.04.14
熊本 ててんご
医師として、活躍されているので、余計な事だが、作家として活躍して欲しいと…。才能って、ある人には、幾つもあると認識。
投稿日:2022.01.10
魚雷屋阿須倫
この本を読むまで、作者のお名前を存じ上げなかった。解説およびあとがきを読むと、長編は1作もなく中短編が30ほど発表されているらしい。作品の多くは文芸誌に掲載され、芥川賞の候補に3度なってる。SF寄り…の作品が多く、東京大学医学部出身ということもあって、安部公房を彷彿させる。 この「日本SFの臨界点」シリーズの編者の伴名錬氏のよると、シリーズ最終巻の石黒氏をもってきたのには理由があるという。重厚かつ非常に重い読後感をもたらす作品が多く、腰を据えて読むのがふさわしいからとのこと。うーん、まったく同感です。 特に、表題にもなっている「冬至草」と「雪女」は、余韻を残す良い作品と感じる。 なお、編者の伴名氏の詳細な解説が40ページほどの分量で巻末にある。続きを読む
投稿日:2022.01.08
vivahorn
昨年の10月に既に読み終わっていたのだが、登録忘れに気が付いて慌ててレビューを追加した。 前回の小田雅久仁に引き続く新たな作家との出会い、これは単なる読書の楽しさだけでなく、遥か昔に感動したSFに対…する記憶・共感を呼び起こしてくれる。その点では「日本SFの臨界点」と称して新しく企画してくれた伴名練には感謝している。そう言えば、中井紀夫も発掘してくれたな。しかしながら、この臨界点シリーズは一段落との噂があるが、それは誤報であることを望む。 石黒達昌は医者であり、医者・科学者の観点での作品なので個人的には非常に読みやすかった。内容はフィクションであるのにもかかわらず、それをフィクションと思わせない所に魅力がある。医学・科学にあまり詳しくない人にはなかなか取っつきにくく、理解不十分のまま読み進めて消化不良のまま読み終えてしまう可能性は十分にあり、作家としての評価も限定的な様な気がする。まあ、作品解説を見て初めて設定が架空であることを知らされ、自分の知識の無さに劣等感を持つ人もいるかもしれない。 医療SFと呼んでも良いかもしれない本作品群、他の作品では単なる科学者が書く小説なのか、医学・科学の知識をふんだんに盛り込んだ小説なのかは今後読み進めていき見極める必要があるが、SF作品が他にもあるのか入手できるのか現在のところ調査中なのであり、場合によってはこれで楽しみは終わりという残念な結果が待ち受けているかもしれない。続きを読む
投稿日:2022.01.04
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