【感想】機動戦士ガンダムNT(6)

福井晴敏, 大森倖三, 矢立肇・富野由悠季, カトキハジメ / 角川コミックス・エース
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • タカツテム

    タカツテム

    ゼータプラスを駆る防衛隊員はここで退場か……。そもそも名前が明かされていない時点で事前に示唆されていたとも言えるんだけど


    ゾルタンが切り札のつもりで出撃させたⅡネオ・ジオングがとんでもない事に…!というよりナラティブがヤバいパターンか、これ?
    『UC』ではユニコーンとバンシィ等多くの者を苦しめたラスボス機体の後継機、それを一瞬とはいえ新主人公がジャックしかけるなんて……
    NT-Dすら超越するニュータイプ。幾度も戦場をひっくり返してきたニュータイプがここに来て見せる新たな奇蹟。ただ、ヨナのそれは方向性を持たないから誰かを助けるものではなく、破壊する力になりかねないわけで…


    ようやく明かされるヨナ達の放浪。『奇蹟の子供たち』と評されてから、どのように生きて、そして今の立場に落ち着いたのか全く判らなかったのだけど、命の限界とか人体実験とかそういう程度で収まらない人生を歩んできたのね……
    宇宙暦の中では一年戦争の始まりを象徴する出来事のコロニー落とし。後の作品からは歴史の一点かのように扱われるそれも体験した者にとっては地獄の光景
    これを生き抜いたヨナ達はそれだけでも奇蹟の体現者と呼べる。でも後々の事を考えるとここで生き残ってしまったことは果たして正しかったのかどうかと迷ってしまうね……

    生き抜いた先にあった別の地獄。以前の回想ではミシェルだけが「逃げなきゃ」と必死に考えているように見えたけど、それは3人一緒の発想だったようで
    ヨナ達は3人で人々をコロニー落としから助けて、3人で地獄を生き抜いて、3人で地獄から脱走した
    何をするにも、何を見るにも三人で一つ。22話の回想ではそのような形だったから、後々のミシェルの行動と決断には驚かされたけど、妙に納得させる部分があったな
    思えば1話の時点からヨナとリタ、そしてミシェルの構図だったもんな……

    生き残るために2人と1人に分けるミシェルの嘘。そもそも選択肢を欠片程度しか持っていなかった3人がようやく選べた未来への道。それはそれでまた別の地獄へリタを連れて行ってしまうなんて……

    3人の中で最も悲惨な目に遭ったリタ。その彼女が暴走しかけたヨナを止めるのか…
    また、ヨナが知らぬ内にミシェルがした苦渋の決断と、苦しみから逃れる為のまた別の絶望
    いつの間にか3人はどうしようもないほどにバラバラになってしまったようで……
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    投稿日:2022.09.12

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