【感想】りこうすぎた王子

アンドリュー・ラング, 福本友美子 / 岩波少年文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • りさちゃん

    りさちゃん

    面白くてサクサク読めた。
    りこうすぎというより性格悪すぎるだけなんじゃないかと思いました。笑
    利口すぎても嫌われない人はたくさんいると思う。

    投稿日:2023.04.27

  • alouette18

    alouette18

    王家代々のご先祖さまがたというのがシンデレラひめ(いまの王さまのおばあさまにあたる方)、カラバ公爵さま、ねむりの森の美女さま等々、という始まりから面白く、その後も次々出てくるどこかで聞いたような話だけどちょっと違う、の連続で、最後のオチまで楽しめます。

    ここまで完璧な「りこうすぎる」子はいなくても、屁理屈を言ったり、知識をひけらかせて煙たがられる子が周りにいるかもしれませんし、自分がそうだったら、どうして周りの子に嫌われるかわかるかも。

    この話をよりおもしろいと感じるために、やはり小さい頃からいろいろな昔話に親しんでほしいなあと思います。

    小学校中学年ぐらいからおすすめ。

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    投稿日:2023.03.16

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    要請のおくりもののせいで、プリジオ王子はりこうすぎる王子になった。かわいそうに、りこうすぎると嫌われるって。
    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)

    「洗礼式のお祝い会で,妖精に「おまえはりこうすぎる王子になるがいい!」といわれたプリジオ王子.りこうすぎるせいで,きらわれ者になってしまいました.ところがロザリンドひめと出会ったそのときから王子は一変,火をふく竜の退治にいどみます.迫力たっぷりの挿絵はロバート・ローソン.すみずみまでゆかいな物語です.」続きを読む

    投稿日:2022.08.02

  • べるべる4

    べるべる4

     生まれた瞬間に魔女に賢い呪いをかけられた王子が、賢すぎるがゆえに周りから疎まれ、嫌がられ、ついには肉親からも迫害を受ける話。
     天才は時に孤独というけれど、賢い人、天才にしか見えない世界や価値観があって、周りはそれについてこれないとコミュニティからうき、嫌われてしまうのだなと。逸脱した能力は疎まれるのだな。ということがよくわかる。私は能力はないけれど、疎まれているので、変に感情移入してたけど、違うか。
     落ちが結構好きで、最終的に周りに賢く見えないように。=中身は天才。というオチなのだけど、いつぞやか見た目は賢くなく、中身が賢い人が一番恐ろしいと聞いて、なんか納得してる自分がいました。
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    投稿日:2021.02.24

  • manonao

    manonao

    このレビューはネタバレを含みます

    この本は所々に( )で筆者の個人的な思いが書かれているのが特徴でした

    この本では妃の態度が悪かったせいで王子が利口になってしまい、皆に嫌われているのがとても理不尽だと感じました。

    プリジオ王子と妃は伝説や魔法を信じない人々で、全て彼らが正しいと思っていましたが、ファイヤードレイクやレモラが実在した事に驚きました。←(物語の中で)

    そして、この物語はプリジオ王子が恋に落ちることも面白かったです。

    最後に僕が妖精の道具を一つだけ手に入れられるとすれば、願い帽子が欲しいです、なぜならそれらの道具は願い帽子で全て手に入れることができるからです。

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    投稿日:2020.01.25

  • 大吉堂

    大吉堂

    古今東西の昔話の要素を詰め込んだようなお話です。そのため昔話のパロディのようなメタ構造も見え隠れして、これが100年以上前に書かれたのかと驚いたのです。

    プリジオ王子が生まれた時に妖精に与えられたのは、数々の魔法のアイテムと「りこうすぎる」ことだった。りこうすぎるために国中の人々から嫌われることになる王子を変えたのは、美しいおじょうさまとの出会い。恋に落ちたことにより今まで気付かなかったことに気付き、世の不思議なことにも目が向くようになるのです。
    この流れが素敵なのですね。恋をすることにより相手を思いやることができるようになり、魔法も信じることができるようになる。ただそれだけで王子自身の性質はそのままなのに、がらりと雰囲気も人当たりも変わってしまう。教訓めいたアレコレよりも恋心なのです。

    その後の展開も魔法のアイテムをフル活用して向かうところ敵なしの状態で、次々に難題を乗り越えていくのが実に爽快なのです。そしてオチの付け方の素敵なこと。ああ面白かったと本を閉じる喜びに満ちた一冊です。
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    投稿日:2018.01.18

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