【感想】美貌のひと2

中野京子 / PHP新書
(15件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • あんず

    あんず

    このレビューはネタバレを含みます

    類まれなる美貌というのは、ドラマチックで数奇な人生を送る一因になる。平凡な人生とかけ離れた、美男美女の人生を垣間見るのは楽しい。肖像画がどれも見目麗しく、好みの人を見つけるのも楽しみの一つになる。自分はウォルター・シッカートのダンディズム溢れる肖像画が好き。

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    投稿日:2023.01.29

  • 弁天

    弁天

    表紙の絵が気に入っていたので楽しみにとっておいた一冊。楽しかったです。
    今年はあんまり回り道し過ぎず、素直に1番読みたいものを読んでいきたいな。

    投稿日:2023.01.01

  • marumaruchan

    marumaruchan

    中野京子さんの著作を読む度に、絵画のドラマティックな面白さを感じさせられます。そして絵画を通して歴史を知ることが出来るのも楽しい。GODIVAのパッケージのロゴの女性(レディ・ゴダイヴァ)についても初めて知りました。
    この本もシリーズになって出版されて、「美貌のひと展」とかやっていただけると嬉しいです。
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    投稿日:2022.11.06

  • taketake98

    taketake98

    このレビューはネタバレを含みます

    今回も楽しく読むことが出来た。
    中野京子さんの著作は私にとっては、あまりがっかりすることがない本が多い。
    今回紹介された絵画もタイトル通り、美しいものが多かった。
    その中でも印象に残ったのが、「クリュタイムネストラ」。姉妹であるヘレネのエピソードが取り上げられることが多いので、彼女に目を向けることは少ないかもしれないが、私は彼女のエピソードのほうが好きだ。殺し殺され、血で血を洗うみたいなことになるのだけれども、「美女が攫われて戦争が起きました。美女は夫の元に戻り、仲睦まじく暮らしました」という結末のほうがおかしく感じてしまう。
    その「クリュタイムネストラ」の絵画。ジョン=コリアの作。とても強くてかっこいいクリュタイムネストラ。もちろん彼女も悲劇が待ち受けているのだけれど、それでも意志を感じさせるところがヘレネより惹きつけられる理由だと思う。ミスマープルもの「復讐の女神」の中で、ある人物がクリュタイムネストラのよう、とマープルに思われてしまうシーンがあった。そのシーンも印象的で事件を暗示している。

    ヴィジェ=ルブランの自画像も良かった。大変幸運な人なのだけれど、運だけでなく、努力と人柄もあったのだろうなあ、と感じさせる。苦労も多かっただろうが、幸せな生涯を送った画家の話は、やはりホッとする。クールベの自画像は、この本に載せられているのを見たのは初めてで、なんだか俳優の安田顕みたい、と思ってしまった。クールベさんにも安田さんにも、ごめんなさい、と思います…
    ベッリーニの章ではベッリーニとドニゼッティの関係性が興味深かった。芸術家は繊細なものだけれど、そういった意味ではドニゼッティは芸術家らしくない。自分の周囲にいて、共感されるのはベッリーニではなく、ドニゼッティ。繊細すぎると長生きできないなあ、長生きすれば、大成する場合もある。
    表紙を飾る「虚栄」。クーパー作。特定の人ではなく、擬人化によって虚栄を表したもの。驕るな、いずれその若さと美しさは失われていく、ということだが、驕ることによって美女はさらに美しくなることもある、と著者は言う。私もそう思う。「いいじゃないの、それならその短い間くらい驕ったって」本当にその通り。

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    投稿日:2022.07.18

  • 夏生723

    夏生723

    表紙が美しいなぁ…と思っていた自分は大勢の人と感覚的に近いのだ、と少々残念に思ってしまいました…。美と言っても女性ばかりではないことも視点としては新しく感じてその辺りも面白かったです。

    投稿日:2022.01.27

  • 道標

    道標

    タイトルがある以上、掲載されている画の傾向は「美」なわけで。時代も幅広いし男女とも取り上げられているんだけど、どうにも終盤ともなると食傷気味に。
    エピソードもスキャンダル的というかゴシップ的というか…続きを読む

    投稿日:2022.01.19

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