【感想】子どもの本のもつ力 世界と出会える60冊

清水真砂子 / ボイジャー
(8件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 翠

    「大人になって読む価値のない本は、子どもにも読む価値がない」と言ったのは、「ナルニア国物語」を書いたC.S.ルイスだったでしょうか。
    と始まる本書。
    その後に紹介される本の多彩なこと!
    最近読んでいた読み聞かせの本は「意味のある」本ばかり紹介されていたけど、この本を読んでただ楽しむだけの本があってもいいということに気付かされた。
    読み聞かせのボランティアをしていると何かしら読む本に意味を持たせたいと年数を経るごとに思うようになっていたけど、最初の頃はもっと単純に楽しいと思う本を選んでいたような気がする。
    さぁ、新年度。初心に戻って心弾む絵本を選ぼうかと思った。
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    投稿日:2024.04.02

  • もえぴー

    もえぴー

    語り口があたたかく、はっとして心に残るフレーズがたくさん出てくる。
    『「魔女を焼き殺せ!」と火刑台に押し寄せる人々の一人にならずにいるためにはどうしたらいいか』
    『幾度、自身の世界の狭さを思い知らされ、カッコいいニヒリズムから救い出されてきたでしょう』
    『「国際競争に勝つため」でもなければ「この社会の勝者になるため」でもなく、時空をこえて、お互い人としてつながるために』
    どうしてこんな美しい言葉が出てくるかなあ。わたしも素敵な文章をたくさん読んでいこうと思いました。
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    投稿日:2024.01.17

  • chiachiine

    chiachiine

    絵本や児童文学を紹介してくれる本。
    今まで読んだことのない本ばかりで、見てみると子供と読みたい、自分が読んでみたいと思える絵本や文学が溢れていました。ただたんに「ためになる」ものではなく、単純に楽しめたり、子供が純粋に抱く疑問をきちんと受けとめてくれるような、目線が「型にはまった日本の教育」とは違った本が多く紹介されていて、読書欲を掻き立てられました。続きを読む

    投稿日:2022.10.09

  • 森の中

    森の中

    私の好きなマーガレット・マーヒーの児童文学『足音がやってくる』『めざめれば魔女』を翻訳してくださった方の本。
    書評集。

    子どもの本だから、とバカにするような風潮ってまだあるの?
    大人などより子どもの方がよほど道理を解ってる。大人はもうどうにもならないけど、子どもは希望だ。

    ハッとさせられる言葉、文章が多い。
    児童文学に関わる方は特に、この日本社会のあり方や世界に対しての疑問や、正当な批判の心を持っているように思う。
    先を行く方がそうした道を歩み、意見を示してくれたことには希望を持つ。こんな大人がいてくれたんだな、と。
    日本の教育が以前よりよくなっているとは到底思えない。人を育む気のない日本政府も然り。
    この本が広く読まれたらいいのに。
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    投稿日:2022.05.23

  • 人生≒本×Snow Man

    人生≒本×Snow Man

    物語を紹介することの難しさを改めて知る。
    それでも読みたい本がいくつか出てきた。
    本当にそれでいいの?という良心が脈打っている。

    投稿日:2021.06.16

  • なな

    なな

    清水真砂子さんの世界に引き込まれ、私も子どもだった頃のことを思い出しながら読んだ。

    『生きていくことは闘いの連続…』
    そういった現実に寄り添ってくれる本たちに、子どもの頃に出逢いたかったと思わずにはいられない。

    とっても優しい世界観の本でした。
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    投稿日:2021.03.07

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