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こうの史代 / コアミックス (120件のレビュー)
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総合評価:
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ぽてち
いよいよ最終巻である。本篇20年4月〜20年9月、その後にタイトルの異なる5篇(20年10月〜21年1月)が収録されている。 さすがにここまで来ると戦時色が強くなり、読み進めるのがつらくなってくる。そ…して20年6月22日に呉工廠を襲った爆撃により起きた悲劇で涙があふれた。 20年8月6日に広島に投下された原子爆弾、それに続く8月15日の玉音放送で、物語は一応の結末を迎える。だが、戦争が終わったからといって平和に、幸福になるはずもなく、人々の苦しい暮らしは続いていく。すずの家族の消息も明らかになる。 なんとなくこういう話だというのは知っていたような気がする。にしても、これをどのようにミュージカルにするのか。期待は高まる。 BGMはアンジェラ・アキさん『この世界のあちこちに』。続きを読む
投稿日:2024.03.23
モモマサ
このレビューはネタバレを含みます
定期的に読みなおさないといけない本。 日常の当たり前がいっきに破壊される! 晴美ちゃんとの一瞬での別れ…! すずさんの家族の別れ…! リンさんとの別れ…! 右手との別れ…! 別れ…! … 世界の片隅で生きてくれたすずさん…ありがとう! すずさんみたいに当時はたくさんのかた達がいろいろな思いをしたがらも、前に歩んできたから今の日本…我々の今があるんだね。 亡くなった…たくさんのキラメキを忘れず、生きて、生きて歩んできた先人達の生き方を記憶して毎日を感謝していこう。 涙があふれるな〜 ぜひ〜
投稿日:2024.02.24
ねね
昭和20年4月から21年4月。 戦争激化。義姉の娘、晴美が亡くなってしまう。晴美をかばったすずも、右腕を無くしてしまうのだった。 そしてついに広島に原爆投下。そして終戦。 連日の空襲や原爆、台風によ…る被害で散々なことになり、人々は生活に困窮していた。 でも、そのような状況の中でも、手に手を取り合い、懸命に生きていこうとする逞しい姿が随所に見られた。続きを読む
投稿日:2024.01.27
conofelice
途中で不意に出てくる「暴力」という言葉に小さな違和感を覚えた。ここでだけ主人公の言葉ではない気がしたし、広島弁ではない気がした。 この小さな点を除けば、事実を淡々と積み重ねていくからこそ生まれる感動に…浸れました。続きを読む
投稿日:2023.08.07
massa@No.1009☆
後半のすずさんとすみちゃんの会話に耐えきれません。 戦争を知らない世代が多くを占める今の時世、語り継がれるべき作品だと胸を張っておすすめできます。
投稿日:2023.05.02
司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
「昭和の戦中。広島市から軍都呉市に嫁いだすずは、不器用ながら北條家に徐々に溶け込み日々を過ごす。やがて戦争の暗雲が周囲を色濃く染めていく。大空襲、原爆投下、終戦。歴史の酷い歯車が一人の女性の小さな世界…をゆがませていく。そして…。」 アニメも、ドラマも、漫画も、どれもよかった。続きを読む
投稿日:2023.03.10
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