【感想】ありがとう、わたし 乃木坂46を卒業して、心理カウンセラーになるまで

中元日芽香 / 文春e-book
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
6
5
1
0
0

ブクログレビュー

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  • osugis

    osugis

    アイドルからカウンセラーに転身って、どういう感じなのだろうと思って読んでみた。

    アイドルグループは、バラエティ番組とかで見てて、面白いなぁとか頑張ってるなぁとか思う程度で推しがいたりとかそういうのは無いけど、凄いと思うんだよね。
    著書の中でも、その葛藤や大変さが分かる。

    自身も、そういう体験から心を崩してしまい、その時にカウンセラーと話した経験からもそちらの道に進むきっかけとなった。

    アイドル活動を、いわゆる卒業した他の彼ら彼女らは、今頃何をしているのだろうか。
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    投稿日:2023.07.22

  • けけごろう

    けけごろう

    2022年の夏ごろ、ふとYouTubeで「乃木坂工事中」のアーカイブ動画を見つけ、暇だしバナナマンが好きだからと見始め、気付けば乃木坂46のファンになっていた。
    それからいろいろ知っていくうちにかつての1期生「ひめたん」を知って、さらにそのひめたんは適応障害によって卒業されたと知った。
    そして、たまたまそんな中元日芽香さんが本を出したというインタビュー動画を見つけ、ひめたんではなく中元日芽香さんにも興味を持った。
    そんな流れでこの本を手に取ってみた。
    アイドル時代を振り返る内容が比較的長いので、ファンになったからこそ楽しめた内容でもあるのかなって思う。「あの時こういうことがあったんだ」「そんなことを感じていたんだ」など。
    そして、インタビュー動画を見て声やしゃべり方を知っているからこそ、読みやすかったのもあると思う。文章が自然と声になって聞こえてきたから。
    でも、なんていうか、乃木坂46とかアイドルとかよく知らないしって人にもたくさん読んでみてほしいなって感じた。
    自分は大学時代に一度ひきこもりになり、その後社会不安障害・鬱などの診断をされ、大学を中退。それから10年以上ずっと通院を続け、カウンセリングも受けている。だけど、とある事件があったから、大学の保健センターに相談に行けて、そしてそこから通院へとつなげられただけで、正直自分は運がよかったと思ってる。それくらい精神科や心療内科へ行くこと、カウンセリングを受けることってハードルが高いと思う。自分にはものすごく高かった。
    でも、この本を読んだら、きっとそのハードルはぐんと低くなってくれると思う。
    もし「ちょっと疲れちゃったな…」って感じる人がいたら、自分だけじゃなく周りにそんな人がいたら、この本を手に取ってみてほしい。
    もしかしたら、ちょっとだけ世界の見え方が変わるかもしれないし、病院に行ってみる勇気をもらえるかもしれないから。
    そういう本だったと思う。
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    投稿日:2023.02.10

  • みゆ

    みゆ

    このレビューはネタバレを含みます

    元乃木坂46の中元日芽香さんのエッセイ。
    アイドル時代から現在のカウンセラーという職に至るまでの経歴が書かれています。

    乃木坂に所属しているひめたんを見ていて、辛そうだな…と感じることもあり休養期間も心配だったけど、ここまでダメージを受けていたことを知らず驚きました。

    そして私たちファンはアイドルから元気をもらい、アイドルの言葉に一喜一憂し、大きな影響を受けて生きていますが、逆もまた然りということが語られていることが印象深かったです。ファンのひとつひとつの言葉がアイドルに影響を与えていて、それが良かれと思って発した前向きな言葉でも相手の負担になることがある……忘れられがちだけどファンとアイドルという関係性も、なんてことない普通の人間関係なんだな、ということを実感しました。

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    投稿日:2023.01.05

  • トン

    トン

    アイドルという職業の大変さ面白さを実体験を通して感じることのできる本です。
    アイドルを続けられなくなって引退し、その後、カウンセラーの道に進む過程に感動しました。
    一見、精神的に病んでしまうかわいそうなアイドルという見方もできますが、ひめたんは、とてとクールで強い人間だと思います。
    ここまで、素直な気持ちが書いてある本を初めて読みました。
    芸能界という特別な場所を知れる興味深さや、赤裸々に語っている部分が特に面白いです。
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    投稿日:2022.10.21

  • おきる

    おきる

    果てしない努力やたくさんの感情が渦巻いている裏があるのに、いつもキラキラの笑顔を見せてくれるアイドルがやっぱり大好きだと思った。

    投稿日:2022.10.10

  • chanasu

    chanasu

    このレビューはネタバレを含みます

    ライブにも握手会にも行ったことはないけれど、かつて憂鬱な日曜日の深夜に観ていた深夜番組での「ひめたん」のキャラと笑顔が好きだったので読んでみた。

    アイドル時代はやはりかなりの頑張り屋でどこにも吐き出さず取り組み続けた結果、オーバーヒートしてしまったようだ。
    夢に向かって頑張っている人の頑張りすぎを止めるのは難しいとは思うけど、10代20代の子達のエンターテイメントの残酷性を売りにして商売してるのなら会社の大人はもうちょっとちゃんとケアしてあげてほしいなぁと思った。頑張っても頑張っても報われず、目指すべき次の目標がわからないのは辛いと思う。

    第2章、第3章で過去の自分やトラウマに向き合って一歩前に踏み出した様子が読めて良かった。努力を人に見せないタイプの努力家の若い人が葛藤や苦しみを文章にしてくれる本はあまりないので、今色々なことで悩んでいる人が読むと等身大の自分を受け入れて一歩踏み出すきっかけになるかもしれない。
    あの頃の日曜日に笑いと癒しをくれてありがとう、と伝えたい。

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    投稿日:2022.07.01

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