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谷本真由美 / PHP研究所 (18件のレビュー)
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総合評価:
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ももも
もともとは2015年に出版された同著者の別の本を加筆修正を経て出された本。 タイトルには世界標準の働き方とあるけれども、やや言い切りすぎで、欧米あるいはアジアの他の国の事例を挙げながら、日本との違い…、また日本人は違うと思ってるけど、根底にあるものは同じだったりとか、紹介している。 何が標準化と言うよりかは、どのような働き方が好ましいのか、いつも(普段耳にする)切り口とは別の視点を与えてくれる。続きを読む
投稿日:2023.08.12
aya
230302*読了 めいろまさんはTwitterでの発言が過激で、個性的という印象だったけれど、この本で書かれていることはおっしゃる通りと頷くしかない。 ややご自身の意見に寄せるために強調しすぎている…のでは?と思う部分もあったものの、日本が安い国になっているのは事実。 紹介されていたアメリカで発行されている職種のランキング、Kindle Unlimitedでダウンロードできたので、ざっと見てみたがおもしろかったです。 日本人は新築好きだよねぇ。かく言う私も田舎に新築一軒家を建てるわけで、この資産価値は絶対に減る。はぁ…。まぁこの件は逃れられないので、諦めよう。 ライフスタイルジョブで生きられたら、個人としては満足。なのだけれど、やっぱり子どものことを考えてしまうので、踏み出せないなぁ。 本を読みながら、自分の将来、働き方についても考えさせられたけれど、息子が社会人になる頃には一体どうなっているんだ?と、そっちの不安の方が増してしまった。 ライフスタイルジョブでも何でもいいんだけど、望まない生き方になってしまわないように、とヒヤヒヤしてしまう。 かと言って、受験で神経すり減らす人生もかわいそうに思えてしまい…。 もっと息子が大きくなったら、職業の需給については教えるようにしよう。続きを読む
投稿日:2023.03.02
lily
コロナ禍で今までの会社員としての働き方を見直したくなり、手に取った本です。 内容は、最近日本でもよく言われるようになった日本の経済成長を支えた仕組みである終身雇用や年功序列が機能しなくなっている、むし…ろこの仕組みのおかげで世界の潮流からさらに、遅れをとっていること、そのあとはタイトルにもある筆者の知る日本以外の方の働き方を引用を示しながら解説してくれています。難しい内容はなく、気軽に読めました。 色々参考になる内容はありましたが、今の自分には、”自分が幸せになるのは、自分が求めることに取り組むことであって、周囲が期待する役割を演じることではない”と言う部分が、響きました。続きを読む
投稿日:2023.01.30
ライオン
よく言われることがたくさん。ガラパゴスだけでは生きていけないので、日本人も考え方、働き方を変えなきゃいけないんだろうけど、今まで馴染んだものもあるので現実にはなかなか難しい。 どう一石を投じるべきか。
投稿日:2023.01.10
aya00226
このレビューはネタバレを含みます
会社に命を捧げても空しいだけ。どのように働くかは自分で決める。 『ワークシフト』が売れるのは日本が一番。それだけ不安に思っている人が多い。 些細なサービスを褒めるのは、空威張りしているだけ。 イギリスの研究者は、論文だけが評価される。一般図書は評価されない。むしろマネーモチベーションの高い人と思われて軽蔑される。 イギリスでは、年功序列は差別であるとされている。スウェーデンでは公務員の年功序列賃金は廃止されている。 配置転換は高度化している現在では効率が悪い。 人件費が安い国で生産を行うことは、製造業だけでなく知識産業にも広がっている。 正社員とフリーランスを繰り返す人もいる。正社員であっても安定していない。 欧米でも英語は必須。日本の大学は英語で学べない。 日本型雇用システムは、若者に辛く、中高年にも辛い。スキルが身につかずに役立たずになる。 長期的には日本型雇用システムは維持不可能。 「弱まる日本の長期雇用制度」経済社会総合研究所の論文。 若者の嗜好が変わったのは、構造的な不安があるから。外科手術が必要なのに、怖いから行わない。 仕事の報酬は需要と供給で決まる。市場で評価されているか、が仕事を選ぶ決め手。転職が難しいのは、需要がある技術がないから。 イギリスは公務員でも会社員でも解雇が可能。 日本も大正から昭和は解雇が簡単で離職率も高かった。
投稿日:2022.11.01
時代屋
未知の著者の本であったが、これは日本と世界の主に経済・雇用・社会状況を的確に分析した本である。裏付けとなる統計グラフや、論文の出どころが明記してあり、独りよがりのエッセイ(独断または自己宣伝)でないと…ころも気持ちがいい。 すでに言われていることではあるが、日本社会(企業)の成功体験としての終身雇用・年功序列・労使協調などの「美点」が、現代ではことごとく逆回転していることが改めて説明されており、40代以下の若者が真剣に考えなければならないことが多い。 すでに老境に達した身としては時代の転換が「遅かった」と悔やまれるが、まあ、逃げ延びたという見方もできるだろう。 ただ、この本で触れられていない「逆打ち」として、芸術・伝統技術など自己の興味・能力に恃む自信のある人間は却っていい世界を生き延びられるだろう。続きを読む
投稿日:2022.08.17
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