【感想】実録コミック うつでも介護士 崖っぷち人生、どん底からやり直してます。

このレビューはネタバレを含みます

Webデザイナーとして、30歳で独立した頃、うつ病を発症した著者の自伝コミック・エッセイである。

精神科の入院と、自殺未遂を複数回繰り返しながらも、徐々に自分らしさを取り戻し、やがて天職と言える介護士として復職するプロセスが描かれている。

ロールモデルとなる介護士の吉川さんとの出会いを始め、主治医や施設での老人との触れ合いにとても心が温まる。

後の「性別デストロイ！～女でも男でもない中性人生日記～」につながる記述も見られる。

文字通り、死ぬほどの苦しみを抱えながら、前向きに生きる姿に涙を誘われる。色々な人に読んで欲しい。河童さんの優しさと、深い思いやりのある人柄に心を打たれる。

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