【感想】緑のなかで

椰月美智子 / 光文社文庫
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.1
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3
5
2
0

ブクログレビュー

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  • あかね、

    あかね、

    このレビューはネタバレを含みます

    大学生活の1年間。
    ゆったりと過ぎていくただの日常。
    母親の失踪とか友達の自殺とか一応事件も起きるけど特にオチもなく、正直物足りない。
    青春の儚げな雰囲気はあるし伝えたいこともなんとなくわかるけど…。
    こういう大学生活を送ったことがある人には響くものがあるんだろうか。

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    投稿日:2024.03.02

  • りゅうしゅう

    りゅうしゅう

    淡い青春群像かと思ったら、そうではなかった。
    若い危うさが弾けながら、事実が重くのしかかってくる。
    順番が高校生活が後になっていることで、時間の儚さがより鮮明になる感覚がある。

    投稿日:2023.10.20

  • ばあチャル

    ばあチャル

    解説の斎藤孝さんも書いてらっしゃるが、「青春とは人生のある一つの時期ではなく、一生持ち続ける心の在り方」という、サミュエル・ウルマンの有名なフレーズもあるけれど、やはり青春時代は一時期のもので懐かしくなる。

    小説では​『青い山脈』『青が散る』​。古くは​『たけくらべ』​と読んだものが浮かぶ。

    その現代版のひとつ。

    タイトルが青じゃなくて緑濃い季節になっているところ、青は古めかしくて緑が新しいというわけでもないが、清冽な印象であった。

    「緑のなかで」が大学生生活で、併編されている「おれたちの架け橋」が高校時代。子の側から見た親子の関係と両親の大人事情、学生生活での友達との関わり。

    わたしから言うとライトノベル風だが、ユーモアも交えてさらりと描く現代風と言おうか。それもいいなあと思う。

    若き時代の思い出をいつまでも色あせさせないのが、若さの秘訣かも。
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    投稿日:2023.09.15

  • maomao

    maomao

    また1つ「青春小説」を読み終えました。
    スピード感はなく、季節の移り変わりとともに双子の兄・啓太の大学生活を描いた作品。
    北海道を舞台に美しい自然も、わちゃわちゃと賑やかな大学寮生活もいい感じ。
    学生寮ならでは行事や役割分担も、大変そうだけどとにかく楽しそう!
    その時、その場所にしかない青春のキラキラと若者のエネルギーを感じました。

    深刻な悩みも心を痛める出来事もあるけど、作品全体に漂うのは穏やかな雰囲気で学生時代の記憶を呼び覚まされる作品。
    他作品「しずかな日々」にも、どこか通じる気がした。
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    投稿日:2023.04.14

  • turlinco

    turlinco

    大学青春小説と巻末高校青春小説のセット。巻末の高校編がキモでこれがないと相当つまんない。発表は時系列順で高校編が先なので大学編は後から書かれてものらしい。時系列順だったら大学生活をもっと楽しく読めたのに!続きを読む

    投稿日:2023.03.23

  • ふくろう

    ふくろう

    「おれたちの…」から、先に読んでみた。これは、センターじゃなくて共通一次の時の話じゃないのか?と思いつつ、今から本編読むところ
    「誰にでも、同じことか、似たようなことが起こる」をてんこ盛りにした話でした。続きを読む

    投稿日:2022.08.11

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