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澤村伊智 / 角川ホラー文庫 (140件のレビュー)
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総合評価:
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ミサト
霊能者が「6人死ぬ」と最期の予言を残したとある島で起こる殺人事件。 「ぼぎわん」のイメージが強い澤村先生のミステリーなので、この展開には驚き。違和感を感じる表現は何回かあったけど、まさかこういう結末と…は… 作者の幅が感じられる作品でした。続きを読む
投稿日:2024.04.21
なまはむ
このレビューはネタバレを含みます
霊能力者が残した予言が当たるかどうか旅行がてら確かようぜ!となったらすごいことになる話 呪いとか信仰を期待して読んだけどうーーーん肩透かし 所謂叙述トリック……でもそれにしてはご都合主義すぎんか?となってしまう……
投稿日:2024.04.07
かのん
【2024年61冊目】 パワハラで精神的に参ってしまった友人を元気づけるため、淳たちが旅行にやってきたのは、瀬戸内海の霧久井島だった。かつてこの島では霊能者である宇津木幽子がロケ中に倒れ、最後の予言を…残して亡くなっているらしい。島で六人の人間が命を落とすという予言の日程に合わせ、島を訪れた淳たちだったが――。 帯とかはあんまり読まないようにしてるんですよ。ネタバレ食らうまではいかなくても、先入観が入っちゃったり、身構えちゃったりするので。でも、うっかり読んじゃって、ちょっとまあ、身構えてたんですよね でも、「別に普通のホラーミステリーじゃないかしら」と思ってたんですよ、結構最後の方まで。種明かし的なのも理に適っていたといえば適っていたし。なのに、問題の箇所(私にとって)で無茶苦茶混乱しましたし、「え、待って?待って?」とリアルな声が出ました。 やられました。綺麗に見事にしてやられました。全然予想してない展開。読み終わってみればいろいろなことがなるほどなんですけど、そうと気づくまでは何も思わない建付けで、いろんな意味でぞくりとしました。 帯、やるやないか、身構えさせた癖に、見破れなかったぞ。ってことで白旗を上げる評価です。続きを読む
投稿日:2024.03.22
はるはる
旅館の荷物、夕食時の父親への発言等違和感はちょこちょこあったが結末は全く気が付かなかった。淳の主観などはなく客観的な語り手でスイスイ進むなと思ったら監視カメラのような母親だったなんて。 それ以外は普通だったので星3
投稿日:2024.03.21
よっぴー
ラストの結末は、びっくりしました。 ホラーよりの事件で始まっていくが、途中で方向がガラッと変わる所にびっくりしました。 初読では、全体が見えてこないので、再読した方が、このセリフが伏線だったのかーと思…いました。 サリン事件、3.11、9.11など実際に起こった事件を織り交ぜて作っているので、妙なリアルな所が出ていてそれが不気味さを出しているんだと思います。 香川出身だから、本文に出てくる直島、小豆島、豊島、犬島等瀬戸内海が舞台になるのはいいですね。 手島に出てくる不法投棄問題は自分も知っているから、事件と同じような事が手島に起こっていたら、恐ろしなーと思います。 中島哲也監督の来るの映画の原作が、この作家なのですが、映画を見て凄く怖かったので、それと同じくらい、この小説は色々怖くて、面白かったです。続きを読む
投稿日:2024.02.07
かぴお
設定に無茶がある気はするが、叙述トリックものとして楽しめた。 閉鎖的な環境の陰鬱とした雰囲気が好み。
投稿日:2024.01.07
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