【感想】るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編― 6

和月伸宏 / ジャンプSQ.
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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ブクログレビュー

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  • まいつき

    まいつき

    武田観柳無双の北海道編六巻。
    なんというか、振り切れ方がやばい。映画版と宝塚版の観柳に触発されたということですが、ここまではっちゃけるとは。ガトリングガン連射のシーンとか最高です。まさか、武田観柳にベストバウトがあるとは予想もしませんでした。
    実はこのシーンは、個人の力量を極め尽くした剣客でも、近代兵器を装備した一般人には敵わないという、戦場の変化への暗喩だったりするのかしら。幕末で起きたことではなく、鉄砲伝来の戦国時代から始まっていることだったりするけども。
    観柳が語る彼のバックボーン。持たざる者としての矜持が感じられていい。特に、剣心や恵、蒼紫に対して「結局、美男美女だろうが」と言い放ったところですね。妬み僻みの極地の言葉で、心の底からの叫びでいいです。結局、それがあるとないとじゃ、スタートが違うんだよ、というね。
    まさかまさかの、武田観柳に魅了されるとは思わなかった六巻でした。
    全体的にコメディ要素多めでしたが、振り切ろうと思ったのでしょうね。好きです。

    舞台は札幌へ。
    北の大地での新撰組か。絶滅寸前のニホンオオカミの存在が暗示的です。壬生の狼。
    永倉の過去語りが、滅びゆくものへの哀切に溢れている気がする。斎藤に向ける視線に含まれるものも、寂しげなんだよなぁ。途中離脱したからかなぁ。


    ルリヲヘッドの霜門寺さんが暗躍したがり。蒼紫あたりと戦いそうだ。
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    投稿日:2022.01.14

  • yoshimitaka

    yoshimitaka

    観柳が全て持ってったなぁ(笑)

    色々ギミック凝らして盛り上げてるんだけど、ふたを開けてみれば「ガトガトガトガト」。
    どんだけ回転式機関砲フリークなのか(笑)
    ホント和月先生の振り切ってるキャラ好きですねぇ。
    …と言いつつ、観柳は観柳なりに美学というか、吼える心情がある、そしてどこか共感できなくもないというのが味があります。
    …ただ、パピヨンと違って観柳は御庭番衆を手にかけてるから…(キャラの命に差をつけるー)。

    敵の強さは強調していかないと盛り上がらない、ってのは分かるのですが、強過ぎだなぁ、と思うのはあり。
    それに加えて剣心組には不安要素が多いのが辛い。
    それでも「剣と心をとして」戦い続けるのがカッコよさではあるのですがー。

    そういう意味で、今回良いのはやはり左之助。
    単なる無頼ではなく、「分かっている」漢になってて、舞台裏を支えてくれてますよねぇ。

    さて。
    そろそろ明日郎が活躍してくれないかなぁ…?
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    投稿日:2021.11.14

  • たまご

    たまご

    二重の極みを再度放って、劔客兵器・於野を破った左之助、拳で勝負をつけた2人が握手で戦いを終わらせようとする。一方で劔客兵器・本多と対峙する阿爛と観柳、銃を使うも本多の書・裏・剣という武器に防がれてしまう。2人は剣心が来るまでの時間稼ぎが出来るのか。
    正直、劔客兵器のメンバーは名前が読みにくい上に人数も多く、覚えにくい。スクエア・ジャンプの作品なので単行本も頻繁に出ない、名前を忘れるという悪循環になっている。十本刀のように通称があれば覚えやすいのにと思った。
    今回、左之助の戦いは実質終わっていたので観柳、阿爛×本多がメインだった。だが、るろ剣の戦闘ってこんなギャグ的だったっけ?と思うほど、笑える戦闘だった。戦ってる本人たちは命をかけて必死で真剣なのに、やってることのギャップがあって面白かった。緩急のつけ方が上手く、楽しく読めた。
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    投稿日:2021.10.31

  • 瑞樹

    瑞樹

    ガトガトガトガトガトガトガトガトガト
    ガトガトガトガトガトガトガトガトガト
    観柳の目立ちっぷりが半端ない。
    全然いい奴じゃないけど、その信念というか、生き様が…好き…かも?(笑)

    投稿日:2021.09.23

  • boutoumetous

    boutoumetous

     六を見つけて少し読む。話が繋がらない。五を買い漏らしていた。
     後日、五を買ってくる。表紙イラストにアの三馬鹿が二人つづいた。七は明日郎だろう。
     三馬鹿の一人 阿爛と武田観柳の師弟関係を描くことで、両者のキャラクターが深堀りされている。
     本多雨読という名前はチョイ役にはもったいないと思っていたら、作者自身そのように書いている。
     舞台はわがふるさと札幌に移った。都市計画が京都を模しているので、新撰組の斎藤と永倉が暴れ回るには絶好の舞台と言えよう。
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    投稿日:2021.08.23

  • けべん

    けべん

    登場人物制作秘話の、武田観柳のページは面白かった。宝塚るろうに剣心ってどんなんだろうね。

    闘いは本多雨読と。ナルトとかビッグタイトルには登場する絵描き(ナルトだとサイ)とは違い、まさに本を使った闘いに技だったのて面白かった。

    今回の劍客兵器らは、10本刀よりも弱肉強食な要素が強まり、より刀や武器が意識されている。以前の連載の反省が活かされているそうな。
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    投稿日:2021.07.11

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