【感想】火花散る(PHP文芸文庫)

あさのあつこ / PHP文芸文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 岳東

    岳東

    シリーズ4作目です
    この世に思いを残した人の姿が見えるという不思議な能力があるおいち。今回は御家騒動に巻き込まれて亡くなった女性の想いが見えてきます。
    覚悟を決めたおいち。
    医師見習いのおいちが目指すは、婦人科医⁈続きを読む

    投稿日:2024.05.16

  • あるもん

    あるもん

    audibleで読了。
    面白いストーリー展開でしたが、結論だけはイマイチ、、
    これまでのように、もうちょっとひねったものや読後も頭に残り続ける結果が欲しかったというか。
    でもまあ総じて面白かったです!

    投稿日:2022.07.26

  • まっちゃん

    まっちゃん

    おいち不思議語りの四作目。今回は薪炭屋の主人と内儀が、母おきくの病を治してほしいと依頼して来るところから始まる。穏やかな老女おきくに若い鬼女の顔が重なる。
    おきくの往診の帰りに、おいちは産気づいた女滝代を菖蒲長屋に連れ帰り、赤子十助が産まれた。十助を残し、滝代は消えるが惨殺されて見つかる。
    この2つの事柄は、なんの関係もないかのようだが、どうなっていくのか気になって、ページを捲る手に加速がつく。あさのあつこさんの導入は、いつも引き込まれてしまうほどに上手い。

    上手いと言えば、おうたと松庵の掛け合いも読み処である。おうたの松庵に対する比喩に、あさのあつこさんの表現力の豊かさを感じる。

    杉野小十郎がおいちを訪ねて来る。それは何者か?滝代とどんな関係があるのか?次の疑問が湧いて来る。
    仙五朗が「ゆきずりのえにし」を口にする。この言葉においちだけでなく、作品の中の人の巡り逢いを感じる。やがて、朝が・・・一気に物語の終焉を迎える。
    続きを読む

    投稿日:2022.07.07

  • honno-遊民

    honno-遊民

    不思議な能力を持った娘おいちが、岡っ引きの仙五朗とともに、江戸の下町で起きた事件を解決するシリーズの第4弾。
    今回は、いわくあり気な女性を助けたことにより、その女が産み落とした赤児を巡って、お家騒動に巻き込まれる。
    事件解決後、おいちは、女たちのための療養所を作りたいと明かす。
    お市の夢が叶うか、今後も見守って行きたい。
    本筋ももちろん面白いが、それに加えて毎回楽しませてくれるのが、おいちの父松庵と、おいちの伯母おうた(松庵の姉)との掛け合い。
    今回も、おうたが松庵に次々と難癖をつける。
    「立て付けの悪い雨戸みたいな顔」
    「考えなしの極致の松庵さん」
    「潰れた梟みたいなご面相」
    「風邪を引いた鬼瓦みたいな顔」
    著者の考えるユニークな比喩に、思わず破顔してしまう。
    続きを読む

    投稿日:2021.07.16

  • tsucchy

    tsucchy

    おいちの前に現れ、赤子を産み、姿を消した女が殺された。赤子を狙う侍たち。託された赤子を守ろうとするおいち。そんなおいちに届く赤子の母の声。母親を擬似体験したおいちにも影響が。

    投稿日:2021.06.20

  • kitarouchan

    kitarouchan

    母と子/赤子、泣く/小さな手/夢の女/白い火花/
    遠い煌めき/想いの花/見知らぬ人/風に揺れて/
    やがて、朝が

    おいちに 見えるもの、おいちに 聞こえる声。
    おいちのもとで産み落とした赤子を置いて、母はなぜどこへ行ったのか。
    母の分まで幸せになるんだよ……
    続きを読む

    投稿日:2021.05.30

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