【感想】第四次産業革命と教育の未来 ポストコロナ時代のICT教育

佐藤学 / 岩波ブックレット
(13件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • zo3zo3

    zo3zo3

    薄い本だが、厚い内容だった。今流行りのアクティブラーニングがなぜもてはやされるのか、ちょっとわかった。日本は色々な面で世界から遅れをとっている。多分、政治が非常に悪く今後没落していくように思える。1970年代の経済の発展はたまたまだったと思え、戦略的に発展させたものではない。戦略がない限り、日本はこのまま沈んでいくだろう。教育も沈みかけている。続きを読む

    投稿日:2024.03.03

  • pnictide

    pnictide

    世界における日本の教育を時間軸とともに俯瞰することができた。人的資本、ギガスクール構想、Society5.0、STEM(STEAM)教育、アクティブラーニング等々、論文の引用や筆者の観点から初等教育〜中等教育程度まで議論され勉強になり、かつ改めて学び続けることの重要さを認識した。本の執筆が始まったのはコロナ前で、コロナ状況を踏まえた分析をしなおした上で刊行されたのは良かったと思う。一方で、刊行後ではあるが、ChatGPTなどのLLMや生成AIの爆発的普及は教育業界にもかなりインパクトがあったと思うが、大学教育に関する続編があるなら、その辺りの考察も期待したい。続きを読む

    投稿日:2023.08.21

  • masaniro2

    masaniro2

    学びとはかくある「べき」「べき」「べき」論が多く、世界の捉え方が、やや退屈だった。

    日本の教育がグローバル資本乗っ取られるというのは、確かだと思った。

    投稿日:2023.04.24

  • restsitek

    restsitek

    現在進行形のギガスクール構想。ICTの利用が子供の学力向上につながるのか。教育分野に入り込みたい企業の思惑に押されて確固たるエビデンスなく推し進められているのではないか。そんなことを考えた。

    投稿日:2023.01.08

  • ghostrider

    ghostrider

    教育産業が公教育に展開する環境が整っている。
    OILMAJORではないけどEDUCATIONMAJORのような企業が影響力を持つ。著者によれば第四次産業革命とICT教育は教員という人的コストを削減する方向にいくと。大がかりなシステムと短期的に効果があるソフトが広がれば,自治体はシステム維持に汲汲とし(中にはまる投げもありうる),与えられた教材を与えられた指導法に基づいて顧客(子ども?)にサービスする労働に教員自らがしてしまい,自らの有能さを信じられないし信じようともしなくなり,結果的に社会づくりや人作りの基本システムが標準化されていく(人は標準化していないのに)。新しいシステムでは旧来の教員としての有能さは邪魔かもしれない。しかし,新システムに適応したら,人が人から学ぶという環境要素の質の低下につながるだろうな。人生100年時代,教員としての生き方(生活)にも関連する大きなチェンジが起こりつつあるのかも。続きを読む

    投稿日:2022.06.14

  • tomonkey-book

    tomonkey-book

    ブックレットだが、内容は非常に濃かった。
    この本で読書会を開いて、様々な議論をしてみたい。

    さて、著者の提案の中で、教育委員会と学校の自主的な教育環境の創設、とあったが、非常に共感できた。この辺りに移行できるかどうかがカギを握りそうか気がする。

    すでにN高などで教育の企業化は全国規模で加速して拡大している中、この本の内容について敏感な人が多くあって欲しい。すでに現在の公教育は限界なのだから。
    続きを読む

    投稿日:2022.02.07

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