新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
こだま / 太田出版 (15件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
nao
サイン本だったので思わず買ってしまった。 ユーモラスな言い回しにも関わらず、一貫して曇り空の冬の海辺のような、鬱々とした筆致なのが面白い。 旅にでることを自分探しとよぶことに、ずっと疑問があったの…だけど、何もかもは、過去も未来も、自分という存在をハブにして繋がれていくものなのだと素直に思えた。 人生には多分、等しく価値などなく、それでも私達が生きることには意味があるのだと思う。 曇り空に一筋の光が差すようなそんな本でした。 続きを読む
投稿日:2024.04.21
みょうが
縁もゆかりもない土地のはずなのに、過去の思い出と結びついて親しみや懐かしさを感じることがある。読みながらほっこりした気持ちになった。 個人的には牛糞号の話が面白くて一番好き。
投稿日:2023.09.02
よつば
前作「いまだ、おしまいの地」でこだまさんの文章に惹かれ本作も手に取る。 『場所と記憶をめぐる、笑いと涙の紀行エッセイ』の説明通り、クスっと笑えるものから、胸が詰まる哀しいエピソードまでが丁寧な筆致で…描かれている。 大人になってから自分の両親と三人で様々な場所へ旅するこだまさん。 良いな、羨ましいな。 自分は18歳で県外へ出てしまい、両親との最後の旅行がいつだったのかすら思い出せないが、子供時代、夏は海へ、冬はスキーへ行った記憶が呼び覚まされノスタルジーに浸る事が出来た。 心地良くてどこかホッとするこだま節が好きだ。続きを読む
投稿日:2023.02.17
妻夫木聡
このレビューはネタバレを含みます
猫を乗せて 凍える夜の鍋焼きうどん が一番好きでした 枕のそばに栄養士さんの握った小さなおにぎりと胡瓜の漬け物が置かれた。「地蔵のお供えじゃねえか」夫は笑いを嚙み殺しながら、身動きできない私に言った。 私は学年で三位になり、メダルを首から提げて意気揚々と帰宅した。当然「よくやった」と両親に褒められるものだと思っていたけれど、ふたりの口から出たのは「一位は誰だったの」だった。 老人は「さっき犬を焼いたばかりだから中が温まってる。普段より早く焼き上がるよ」と陶芸教室の先生のように言った。 今回も面白ワードがたくさんあって楽しめました
投稿日:2022.08.25
ケイ
こだまさんの旅にまつわるエッセイ 色々あっていま少し心がだめになっているので読書なんてとても無理だと思っていたけど、こだまさんの文章には癒しとか元気づけとかはない(と私は思ってる)のにするすると体に沁…みるので問題なく読めてしまった。もっとゆっくり読むつもりがページを捲る手が止められなかった。 「凍える夜の鍋焼きうどん」の章は彼女のデビュー作に出てくるエピソードにも繋がる話でとても好きだ。 この先何度でも読み返したい素晴らしい一冊。続きを読む
投稿日:2022.06.01
スツールで読む本
人間関係に疲れていました。 そんな時、以前の仕事繋がりで知り合った方から 勧めてもらった本です。 いくつもの、著者のエピソードを描いたエッセイ。 読んだ後、「なぜ、自分ばかりが不幸なのだと自惚れて…いたのだろう」 「自分の捉え方で人生っていくらでも明るく見えるんだ」 そう思いました。 この本をきっかけに、本を勧めてもらった方と文通を始めようと思っています。 ありがとう。ちっちゃいさん。 #人間関係 #再起 #エッセイ #読みやすい続きを読む
投稿日:2022.05.06
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。