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姫野カオルコ / 文春文庫 (289件のレビュー)
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惰眠
事件当時、ニュース番組でこの事件を見聞きした記憶があります。 そして、この作品内にもあったように「複数の男がいる飲み会に参加する女も女だ」と思ったものでした。 この本に出会い、読み 過去の自分が「驚…くほど簡単にそう判断した」ことに対する気持ち悪さというものを自覚しました。 知れば知るほど、気持ちが悪く不快な事件です。続きを読む
投稿日:2024.05.27
詠
心臓掴まれるような、深いところを抉った作品だった。たしかに、実際こういう側面あるよね、、とは思う。日本の薄暗い闇。
ルナ
加害者達が持つ万能感も、被害者が持つ劣等感も誰しもが持つ感情だと思った。だからこそ胸糞悪いし、心に残る作品。
投稿日:2024.05.26
Aika
普段言葉にはしない、他人の(そして自分の)残忍性が浮き彫りになるようで、ひやひやした。 他人の尊厳を無自覚で傷つけることの恐ろしさ。 馬鹿にすることも、されることもある意味慣れてきたからこそ、読後に…残る「嫌な気持ち」を受け止めたい。続きを読む
投稿日:2024.05.24
p024sa
環境によって感覚って全然違うんだなって最近よく思ってたけど、私には想像もできないような感覚の人たちがこの世にはたくさんたくさんいるんだろうなと思った 東大に行ける頭の良さと要領の良さと家庭環境と財力、…すべてを持ち合わせてる人なんて身の回りにいないけどいなくてよかった つばさたち東大チームは頭や家庭は超一流なのに高校とか大学から一軍デビューした人独特のダサさが伝わってきて余計ムカついた 事件に巻き込まれた本人にも本当のことや本当の気持ちはわからないし自分以外の人のことなんてもっとわからない続きを読む
投稿日:2024.05.21
Janat
汚い言葉を使うが、読んでいる間も読み終わった後も、最高に胸糞が悪かった。 この作品は、被害者の美咲と加害者のつばさ、それぞれの人生が中学時代から描かれる。素直な一人の女の子が、後に惨い事件の被害者に…なることが前もって分かっているからこそ、読んでいてとても胸が痛く、辛かった。 確かに、女性が一人で男性の家について行くのはその気があると勘違いされてしまう行為なのかもしれない。ただ、当事者でない世間が少ない情報だけでそのように判断してしまうのは、あまりに短絡的ではないだろうか。詳しい情報や被害者の心情も知らずに、第三者が勝手な憶測で事件について語り、ネットに載せてしまうのはいかがなものかと思う。ましてや被害者をバッシングするなど言語道断だ。 さっぱりするお話ではなかったが、このような社会派の作品にめぐり逢えて良かった。非常に考えさせられる作品だった。続きを読む
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