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鴻上尚史 / 小学館YouthBooks (18件のレビュー)
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にくいにいさん
本書で指摘されている日本の同調圧力などの問題はその通りだとして、しかし、何か足りない印象でした。 あと、毒親のところの記述内容はその通りだとしても、反抗期の子供が読むと変な捉え方をして、親に「毒親だ」…と言ってこないかな、と心配したりもしました。第二次反抗期真っ最中の中学生向けの本だと思うので。。。続きを読む
投稿日:2024.05.05
m
親目線で読んだ 親は親の人生を楽しめばいいし それとは切り離して子どもは子どもの人生はを楽しめばいい こんなにも日本に同調圧力があるのは 江戸時代の村制度によってである 海外には社会しかなく世間と…いうものはない これからの時代、多様性の浸透によって 大きく変わっていくと思われる続きを読む
投稿日:2024.02.26
nkmr
周りくどい。なぜ親が子どもに重い期待をしてしまうのか。その理由や日本人の民族性などはよくわかったが、肝心な部分である「親からの重すぎる期待から解放されるにはどうしたら良いか」については最後まで答えは書…いていなかった。続きを読む
投稿日:2023.06.23
tokota5
以前読んだ、鴻上さんの「空気を読んでも従わない」と内容が近いかな。毒親からの逃げ方は、親とい身分としては、少し耳が痛い。若い世代へのメッセージ、「自分で考えること!」自立が基本テーマ。世間体など全く気…にせず、社会と繋がっていたいな。若い世代へのエールは、心強い。続きを読む
投稿日:2023.06.13
大吉堂
親の期待から楽になる方法。親との関係を他者、同調圧力、世間と社会という著者が繰り返し述べてきたものに照らし合わせ読み解き、健康的な自立を促す。 具体例を挙げて述べられているのでわかりやすい。若者にとっ…て心身を守る武器となる一冊だろう。続きを読む
投稿日:2023.05.27
やしま
メインターゲットは10代のようだが、大人にもお勧めしたい。平易な文章なのでサラッと読めるし、悩んでいた子供のころの自分にタイムマシンに載せて愛情と助言を届けることができたような気持ちになり、癒される…。それに、大人になるにつれ、悩みの表面的な形こそ変わるが、根本的な部分は10代のころにはもう形成されていることが多いのではないか。 さて、親子とは、「他者度」が0から100を目指して成長するものである。それを前提に、本書は、そもそも「他者」どうしのコミュニケーションとはどういうものか、という一般論から説き起こす。 コミュニケーションとは、お互いの意見がぶつかったときに、ワーストを避けながら、お互いが納得するベターあるいはワースな「落とし所」を見つけることだ、と作者は定義づける。 コミュニケーションが得意な人とは、誰とでも仲良くできる人のことではない。「もめた時になんとかできる能力のある人」のことだ。 衝突を避け、相手に合わせるのはその時は楽だが、結果的に相手の要求を大きくし、より大きな苦しみを生む。 中間の点数になるような解決策を手探りで模索していくのが大人になるということである。 だから親との関係でも、親を100点満点で喜ばせる必要はない。0と100の間のどの点数で親の期待を応えようか探っていけばよい、という。 改めて、自分のコミュニケーション能力の未熟さを痛感させられた。 前に、ストレスを溜めためには「アサーティブコミュニケーション」ができるようになる必要がある、と聞いたことがあるが、本書のいう「コミュニケーション」とはおそらくアサーティブコミュニケーションのことを言っているのだろう。私はこれがうまくない。相手に合わせてはつらくなり、限界を超えると相手との関係自体を断っていたが、これは目先の楽を求めすぎていたのかもしれない。 一方で、人間関係において100を目指しすぎていたのだと気づかされ、心が慰められもした。 私は人と会った後、その人が求める「ベスト」な振る舞いができなかったと思うと、脳内反省会を繰り広げ自己嫌悪ですごく落ち込んでしまう癖がある。 特に、最近は高齢の両親の世話をする必要が出てきた。苛立って冷たくしてしまっては自己嫌悪に陥る。 でも、ずっと機嫌よく優しくいられたら完璧だったろうが、そこまでできなくたって良いはずだ。 介護では自分を責めないことが大事だとあちこちで読んだ。十分心に留めていたつもりだったけれど、やはり、「親の期待に100応えたかった」という思いが知らず知らず湧いていたのだろう。 ワースでもベターでも、ワーストでさえなければ良い。落としどころを探るべく、自分なりに試行錯誤はしたということだ。脳内反省会が始まりそうになったら、そう自分に言い聞かせていこうと思う。続きを読む
投稿日:2023.05.23
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