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中村航 / ステキブックス (26件のレビュー)
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どんなお話になるのか 彼は何故そーなったのか 徐々にわかってくるけど 本筋はオリンピックで いい話でした やっぱり上手いな〜〜
投稿日:2024.03.30
ちこ(´・ω・)
「老人とみかん」 守ってきた農園で。 一度ドロップアウトしてしまうと、いくら戻りたい気持ちがあったとしても中々立ち上がれないよな。 あまり普段喋らない者が突然頼み事をしてきたら、細かなことなど気にする…余裕はないだろう。 「約束を探して」 掘り出した瓶の中。 ここまで厳重に梱包してくれた者がいるからこそ、長年のときを経ても無事に見ることができたな。 皆の居場所は分かったが、時間が経ってしまった今も当時のことを細かに覚えているのだろうか。 「二人の旅」 手紙を渡していく。 日記をつけていたからこそ記憶を掘り起こすことが出来たが、全てを語るには情報が足りないだろう。 自分が招いたことでもないのに、ここまで必死に駆け回ったからこそ心身共に疲弊したのだろう。 「君に手紙を届けたら」 皆の想いを届けに。 忘れることが出来ずに記憶の片隅に覚え続けていたからこそ、捨てずに約束の紙を残してたのだろう。 最悪な結果の後処理をした者ではあるが、逃げることなくやり遂げた事実は評価されるだろうな。 「五人のオリンピック」 果たされる約束は。 託されたものを必死に探しだしたからこそ、再会できただけでなく小さな夢を叶えられたのだろうな。 なにもない日々だったが、生きる目標が見つかったからこそ今までとは違う生活を始めたのだろ。続きを読む
投稿日:2023.08.22
みかん
50年前の祖父たちの青春を追いかける。時代が変わっても、根っこのキャラクターとか、女子トークの中身とかは、あまり変わらないというのは、面白かった。 中村航さんらしい温かさが心地いい。
投稿日:2022.11.29
Manide
① この本を選んだ理由 図書館でタイトルに惹かれて手に取りました。 ②あらすじ 未来をなくしてしまった主人公藤川が、田舎でダラダラと過ごしているところに、祖父宛の手紙をみつけ、物語がはじまってい…きます。祖父のかつての教え子たちの未来に向かっていく姿勢に、藤川も同調していきます。 ③感想 とてもいい作品でした。 歳をとったときに、なんのために生きてるんだろう…と思う疑問を取り除いてくれる作品でした。 また、2021年に延期になった東京オリンピックに対して、もう中止にしちゃえばいいのにと思ってましたが、そこに多くの夢が存在していることを考えるきっかけになり、今の時期この本を読むと違った見方ができる作品だと思いました。 時を超えた世界に引き込まれて、心動かされるシーンが多くありました。 ④心に残ったこと 「戻る場所」なんて、意識したことなかったから、場所について考えるきっかけになりました。また、「目標を持ち続けること」の大切さと、コミュニティの大切さを痛感しました。 読み終えて、「いつまでも、いつまでも」を人生の一つのテーマにしてみようと思いました。自分の限界に挑戦するという言葉が、とても心に残ります。 ⑤登場人物 藤川和樹 藤川政夫 武居麻帆 武居美代子続きを読む
投稿日:2021.01.09
ハーモニカ
始めて中村航さんの小説を読んだ。 心温まる一冊だった。 まず主人公、そして主人公の祖父の義理難いがゆえの後悔がなんとも悲しく、かっこ良かった。
投稿日:2020.10.03
サラダガール
このレビューはネタバレを含みます
中村航さんの独特の言葉のセンスが隅々から漂ってくるだけで癒されました。青春と呼ばれる時間の、大人になってからは感じることのできない暖かさやむず痒さを思い返す老人たちの描写が大好きでした。祖父の言葉の重さに元気をもらって、読み終わった後にはすっきりとした気持ちになれる本でした。
投稿日:2019.06.15
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