【感想】今川のおんな家長 寿桂尼

黒田基樹 / 中世から近世へ
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • his360

    his360

    今川氏親の正妻であり、病弱な嫡男に代わって政務を取った人物の評伝。発給文書が網羅的に紹介され、当主代行としての活動実態とその限界を明らかにすると共に、戦国大名における「妻」の役割に検討を投げかける内容が興味深かった。続きを読む

    投稿日:2024.01.09

  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    寿桂尼、大河で女大名直虎の時はあまり知らなかった
    本書の「おんな家長」とは男性家長との対比で家妻と
    言う意味(家の主婦権)と別に代行の意味で「おんな
    家長」と称する
    寿桂尼の役割は、当主(=息子)の妾を含む「奥」の
    統括、子供たちの処遇の差配、台所の管轄、近親一族
    の菩提の弔い、他大名との外交での内意の伝達
    但し、家長としての決裁も男性家長が保証するまでの
    一時的なツナギという制限があるようと著者は言う

    この数年で歴史の中の女性が主役を務めるのが当たり
    前という感覚になってきたので、本書ではまだガラス
    の天井があると知り新鮮だった
    奈良・平安時代で女子が政府高官でもあると分かった
    時の驚きに近い・・・まだまだ難しい(´・ω・`)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.11.21

  • honokamemo

    honokamemo

    我が子をふたり失いながらも、今川家を支えた寿桂尼。京都のお公家さま中御門家の娘さんと知り、更に驚きました。

    投稿日:2021.05.14

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