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辛酸なめ子 / 小学館 (10件のレビュー)
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総合評価:
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ク~
辛酸なめ子さん、名前は以前から気になっていました。多分、著書は初めて読みました。 不思議な世界観の本でした。 エッセイかと思いましたが、巻末に「本作品はフィクション…」とあったので、小説なのかもしれ…ません。 20代後半のOL玉恵の日常を、玉恵の妄想を含めて描いています。 途中で読むのを止めようかと思いましたが、なぜか最後まで読んでしまいました。 ブクログ内で、小説読了239冊。続きを読む
投稿日:2024.03.17
あや
電車で怒鳴られたおじさんが気になって仕方ない文具会社勤務の玉恵の様々な妄想っぷりがすごく面白い。辛酸なめ子さんの頭の中もきっとこんな感じで、いろんな人との妄想をしながら人との距離感とかはかっているのか…なと感じた。最初は怖かったおじさんはその後、街中で見かける度に新しい顔を見せ、喫茶店でお茶するまでになり、最後にはおじさんの幸せを願うまでに玉恵との関係性が変化するのも面白かった。続きを読む
投稿日:2023.05.03
ƙの偏愛
世の中の8割は、おじさんの頑張りで成り立っているのかもしれないなぁ…とやたらとおじさんにばかり目がいくようになってしまった。
投稿日:2022.09.03
湖永
文具メーカーに勤める玉恵は、電車通勤である。 毎朝、おじさんに囲まれてぎゅうぎゅうになりながらも白シャツの素材の違いでその人の経済力とか家庭の事情を想像しているのに笑えた。 きっかけは、電車で押し…てきたおじさんに文句を言ってから…2度目、3度目にはストーカーの如く跡を付けて家庭状況など想像したりする。 普通のOLが、絶対しないであろうことをするのに驚いた。 それからおじさんとの距離が縮まり、偶然に会えば話をする関係に。 世の中にはおじさんという枠で括ればかなりの人数になる。 関わり方次第で年代を超えて見えてくるものが違ってくるのだろう。 ちょっと和ませてくれた関係だった。 続きを読む
投稿日:2021.12.03
hana
いい感じにゆるーく隙間時間にさくさく読む事が出来ました。 あらすじだけ見ると電車のおじさんとの話だけかと思いましたが、実際は癖の強い同僚たちとの話などもあり個人的にはもう少しおじさんの正体が知りたかっ…たかな? 「一家にひとり、推しおじさん」というセリフには笑ってしまいました。続きを読む
投稿日:2021.11.10
rock12
面白かった。ほぼ妄想で物語はすすむ。 文房具メーカーに勤めている女性が主人公。 電車でたまたま乗り合わせた人々を観察し妄想。 社内で一緒に仕事をした人と妄想プラトニックラブ。距離が近づくと、近づきすぎ…ないように嫌なポイントを見つけて嫌な妄想をして平静を保っているところが笑えた。 たまたま出会ったおじさんに恐る恐るも大胆に近づいていくところも面白い。おじさんとの不思議な関係がなんとも言えない。おじさんの今後が気になるまま終わってしまった。続きを読む
投稿日:2021.09.21
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