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文藝春秋 / 文春e-book (4件のレビュー)
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ほーちー
文春オンライン「観る将棋、読む将棋」の記事に加え、新たな書き下ろしの読み物などをまとめたムック本。自ら負けを認めることで終局する将棋。厳しい世界で戦う棋士の話はなぜこんなにも心惹かれ、魅了されるのか。… 「すべての棋士にドラマがある」続きを読む
投稿日:2022.01.09
Y'spp
時代が変わり、ここまでソフトによる影響が大きくなってしまったことに驚きを感じました。 人間味のある将棋も良いと思いますので、今後の更なる進化を楽しみにしたいです。
投稿日:2021.11.09
sagami246
週刊文春に、将棋だけを扱ったオンラインサイトがあり、その中の記事を編集したMOOK。副題に「棋士が語る 藤井聡太と羽生世代」とあるが、MOOK全体を貫くストーリー的なものがあるわけではなく、また、藤井…聡太とも羽生世代とも関係のない記事も多い。だからと言って、面白くないわけではない。一つ一つの記事の中には、面白いものも多い。Numberが、Web版を作っているが、ちょうどそれの将棋バージョンといった趣きのもの。 もう一つの特徴は、棋譜が掲載されていないこと、というよりも、実際の将棋の指し手に関する記述がほとんどないことである。インタビュー記事も多いのであるが、指し手に関する質問は、ほとんどない。従い、記事の中身の多くは、棋士の人間的な側面にフォーカスしている。私の知らない若い棋士に関する記事も多いのであるが、それでも、全ての記事を読んでみる気にさせるくらいの面白さはある。将棋の将棋的側面のない本でも、面白く読ませる事が出来るのだな、と感心した。続きを読む
投稿日:2021.04.17
たまもひ
将棋のファンというよりは棋士のファンである私にとって、ずばりストライクの企画。惜しむらくは藤井聡太君関連に偏っていることだけど、これはまあ仕方がないか。 一番良かったのは、「藤井猛と行方尚志 二人は…親友」というルポ。ほぼ同年代の二人の軌跡、現在の姿が生き生きととらえられていて、添えられた写真もとてもいい。どちらも好きな棋士だけど、これを読んでもっと好きになった。年齢と共に棋力の衰えは容赦なくやって来る。そこにどう身を処していくか。棋戦に全力は尽くすが、タイトルや優勝が唯一の目標ではなくなったという藤井九段が、「戦いの螺旋から降りられない」行方九段について、「なめちゃんは一度タイトルをとらないと…。でも現実は厳しくなりましたよね」と語っているのが胸にしみた。「なめちゃん(失礼ながらウチでもそう呼んでる)」は今期順位戦で降級が決まっている。 「東大将棋部と藤井聡太」では、三人の将棋部主将が登場する。うち二人は奨励会経験者で、それぞれにドラマがある。将棋にうちこんだ人の話って、プロアマ問わずどうしてこんなに心惹かれるものがあるのか、あらためて不思議に思う。インタビューでは、最近その歴史に幕を閉じた八王子将棋クラブ席主、現役最年長桐山九段、高野秀行六段のものが印象に残った。 漫画が三本載っていて、これも良かった。「観る将」の複雑なファン心理を描いた四コマ。とよぴー(これまたウチでもそう呼んでる豊島竜王)の初戴冠時、大喜びしつつも、「ああっ!!でもなんだか世代交代が本格化したみたいでさみしい!!」「羽生先生、また取り返しに来てくれ!!」と叫んでる気持ち、よーくわかります。続きを読む
投稿日:2021.03.13
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