【感想】意次ノ妄 居眠り磐音(四十九)決定版

佐伯泰英 / 文春文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Sachi

    Sachi

    「居眠り磐音」49巻。

     本来なら次の50巻で完結するはずが、佐伯さんの〈計算違い〉により51巻になったと「あとがき」に書いてあるのですが、私はうれしいですよ。もう一冊読めるんですから。そんな〈計算違い〉なら大歓迎でございますよ。

     さて、前巻から1年経ち、天明8年(1788)、ついに田沼意次が死に、老中松平定信による「寛政の改革」が始まりました。しかし田沼の最後の刺客、七人の御番衆が放たれておりました。彼らの探索に、利次郎と霧子が向かいます。

     一方で、田丸輝信の兄次助がお孝と祝言を挙げることになったり、尚武館に仔犬が1匹増えたりと、ほっこりほほえましい幸せな光景も。9歳になった空也は、まだ尚武館での稽古は許されていませんが、毎日庭で独り稽古に励んでおり、本巻ではなんと初陣にのぞみます。

     今回一番ときめいたのは、そう、尚武館に仲間入りした仔犬(メス)です! 竹籠の中でくんくん鳴いてるとか、もうもうもうもうかわいすぎっ(涙)。名前も、小梅ちゃんだなんてめちゃかわゆいじゃないですか。睦月ちゃん、ナイスネーミング! そしてっ、本巻の表紙イラストがっ、最高なのだぁっ! 尚武館のわんこが白山と2匹になって、わたくしヘロヘロでございます。
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    投稿日:2022.05.05

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    【田沼、死す。しかし、最後の刺客が】九歳になった空也が稽古に励む尚武館道場を速水左近が訪れ、田沼意次の死を告げる。磐音は新たな懸念を門弟たちに明かすのだが……。

    投稿日:2021.02.26

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