【感想】わたしにください-十八と二十六の間に-【イラスト入り】

樋口美沙緒, チッチー・チェーンソー / 花丸文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Chanrisa

    Chanrisa

    学生の頃、自分の理想と世間一般の通説みたいなものを比較して、自分の思い通りにはならないのかもしれないと考えて不安になったり憂鬱になったりしていた。
    世間の正しさとか普通に左右されなくていい、自分の信じるものや自分の好きと言う気持ちに素直に生きればいいんだ。
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    投稿日:2020.08.31

  • ちびねこ

    ちびねこ

    このレビューはネタバレを含みます

    攻めのレイプ被害者がなんともう一人いた?
    受けに対するレイプは許容できてしまうのに、他はやたらと犯罪の匂いが強すぎてしゅーんと萎えてしまう…
    しかしお互いなぜ嫌われている・許されていないとネガティブ思考で勘違いしたまんまなのかわからんほど甘ったるい雰囲気なんですが…。落ち葉シーンがどちゃくそ攻めが可愛すぎて…。

    8年という攻めの反省期間ながっ。そして大村の親友ポジ、山野じゃ駄目やったん?というか黒田は?
    特典小冊子は攻め目線の再会シーン。本編にいれた方がよい内容かと…

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    投稿日:2020.03.12

  • komopy

    komopy

    このレビューはネタバレを含みます

    レイプから始まってるという、どうしても二人の幸せな未来が見えてこなかった悲観的な森尾と路の関係だったのですが、この続編でいい方向へ進んでくれればと期待を持ちながら手に取りました。

    …森尾が人気者のクズから、拗らせ陰キャに変貌していて心配が増量。路はとてもポジティブで人間的な成長を強く感じました。
    今回は大部分が森尾視点で描かれていたので、彼がどれだけ自分を責め罪の意識に押しつぶされ、悔い改めているのかが痛いほど伝わってきて、もうそんなに自分を責めないでと言いたくなるほどでした。
    路は聖母のような優しさで森尾の全てを許して、愛しているのに、森尾は愛される資格なんかないと思い込んでいて。
    自分が愛し愛される資格があるかどうかじゃなくて、路を幸せにするかどうかが重要だと思うんですが、そこにはまだ思い至らない森尾でした。

    そして、過去の森尾のクズ男っぷりを思い知らされることになる臼井の存在です。当て馬なのかと思ってたら、森尾に酷いことされてた被害者で恨みも納得させられます…
    暴露された森尾は路から身を引いて海外へ…
    路の気持ちはどうなるの?と思いましたが、かと言ってこのまま付き合ってもわだかまりが残るよねと、とても複雑な気持ちになりました。

    再会編は路視点で描かれていたので、あれこれ思い悩む路の姿に切なくさせられっぱなしでした。
    どうしても自分を許せない森尾に対して、路が想いをぶちまけるシーンでは思わず涙が。
    確かに始まりが始まりだけに、二人の未来は記憶で暗雲が立ち込めてしまうこともありそうです。
    でも、それ以上にこれからは優しさと思いやりを持って互いに接していくことで幸せがもたらされるのではないかと確信しました。
    決して傷を舐め合うような関係ではなく前向きに、が大切ですよね…
    たくさん傷ついて、たくさん悩んでここまできた二人なら大丈夫なんじゃないかと思えました!

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    投稿日:2020.02.24

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