【感想】政治活動入門

外山恒一 / ボイジャー
(5件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • トルクアタッカ

    トルクアタッカ

    ファシズムをどこかで嫌厭していたが、真面目に学んでみようと思うきっかけになった。
    政治運動の歴史が概観できて、それはそれで面白い。
    最後の付録も著者の活動の様子、手法、考え方が記されていて面白い。

    投稿日:2021.10.21

  • ケンシ

    ケンシ

    政治活動入門
    というよりは、政治活動史入門のように感じます。
    政治活動入門的な議論が読みたい方は、『社会をちょっと変えてみた』(駒崎弘樹ら)の方がいいかもしれません

    投稿日:2021.06.30

  • bunchinlove

    bunchinlove

    冒頭は意外に普通で拍子抜けだったが中盤から面白くなる。この人の語る歴史はやはり無類に楽しい。ファシストを名乗る理由が明確にあったとは知らなかった。

    投稿日:2021.06.05

  • yk

    yk

    ファシズム入門の章が最も勉強になった。ファシズム=悪と叩き込まれて来たが、ファシズムとナチズムは別物ということがよく分かっていなかったし、そもそもナチズムはナショナルソーシャリズムの略であることさえも知らなかった。社会主義て。
    第二次世界大戦はアメリカニズムと共産主義とファシズムが戦ってファシズムが負け、冷戦でアメリカニズムと共産主義が戦って共産主義が負けた、というイデオロギーの戦いだったことが、知っていたものの漸く腑に落ちた気がする。
    そして戦前の日本はファシズムではなかったことも良く分かった。ナショナリズムであり、ムッソリーニのイタリアとは全然違うじゃんと思った。
    序でに、今までアナキズムが何なのか全然ピンと来ていなかったが、全く勝ち目がなさそうだということは分かった。「いかなる体制も打倒する」「永遠の反体制」って、確かにカッコいいけどね。そりゃ10代の心を掴むわ。
    続きを読む

    投稿日:2021.04.21

  • 本江正茂

    本江正茂

    大変おもしろく読んだ。
    1914年のいわゆる第一次大戦開戦から、1989年の冷戦終結までの75年間を、一連の「世界大戦」と捉え、前半を「熱戦」、後半を「冷戦」と呼ぶのだが、その境目はどこに置くのか。
    日本の常識では1945年の敗戦だが、実はこの後も熱戦は続いており、「日本は単にドイツ・チームからアメリカ・チームに移籍して、こっそり戦争を続けていた」という。50〜53年の朝鮮戦争は、いわゆる第二次大戦の連続であって、1956年のフルシチョフによるスターリン批判と平和共存が大きな区切りで、ここから冷戦だという。
    1789年のフランス各区名から世界大戦勃発の1914年までを「長い19世紀」、1914年から1989年までの「世界大戦」期を、いかにも20世紀らしい時代という意味で「短い20世紀」と呼ぶ。そして、反テロ戦争の端緒となった湾岸危機の1990年から、反テロ戦争=世界内戦の時代、いかにも21世紀らしい時代が始まったという。
    現代は、反テロ戦争の戦時下にあるという。細かく区分するなら「第4次世界大戦」、大きく分けるなら「世界大戦」後の「世界内戦」の戦時下である。
    大風呂敷の20世紀世界史と、超ドメスティックな学生運動史、戦後日本史を行き来しながら展開する議論は小気味よい。
    付記の実践マニュアルも意地悪でいい。
    読めば読むほど、著者は真面目で誠実な良い人に見えてきてしまうのは、そのスタイルとして良いのかどうか。
    続きを読む

    投稿日:2021.04.17

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