【感想】絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている

左巻健男 / ダイヤモンド社
(76件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
7
28
30
4
1

ブクログレビュー

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  • No Book No Life

    No Book No Life

    世界史好も化学好きも雑学好きも、そうでなくても、みんな楽しめる。
    鉄、ガラス、陶磁器、爆弾、ニホンオオカミetc
    いろいろな話題があり
    歴史や化学反応などの知識を交えながら紹介される。
    ニホンオオカミが神事の生贄のために捕獲されたことも絶滅の一因なんて豆知識がこの本から得られるなんて思いもよらなかった。
    こういういろんな情報に触れることで、若者(特に我が子ww)の興味関心も広がっていくことを望みます。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.21

  • kazuhisachiba

    kazuhisachiba

    1万年近い歴史を1冊でまとめなければならないので仕方のないことだが,各項目が表層的で私には物足りない.どちらかというと小中学生に向けて書かれた本で,18章ある各項目の中で興味を持つものがあればめっけもの,という超入門書的位置づけと思われる.続きを読む

    投稿日:2024.02.26

  • はーれーだびっとそん

    はーれーだびっとそん

    1〜3章は化学の発展の歴史を追っていくパート。面白い。昔からありそうなモノも意外と1900年代に発明されていて、今後も様々な発見・発明がなされていくのかと思うとちょっとワクワクした。研究者へのリスペクトも増した。
    4章からは、化学と人類の歴史の関わりを衣食住・戦・革命などの様々な観点から論じているのだが、内容が散らかっていて中途半端かつ浅い。まずは興味の沸く分野から掻い摘んで見ていき、より詳細にはそれぞれのテーマを別の個別の本で読んだ方がいいと思う。
    本自体はボリュームがあり、広く知識が詰め込まれているので値段の割にお得感はある。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.18

  • ISSP Library

    ISSP Library

    物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
    東大OPACには登録されていません。

    貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
    返却:物性研図書室へ返却してください

    投稿日:2024.02.09

  • Kazu

    Kazu

    化学の発展が人類の歴史にどんな影響を与えてきたかが簡潔に説明されている。
    似たような本に、ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」があるが、こちらは多面的なアプローチが複雑すぎて下巻の途中でギブアップ状態だ。
    本書は、化学の成果と歴史の関係をかいつまんで紹介してくれているので理解しやすい。

    世界史の話も出てくるが、化学の説明が主なので科学が好きな人にとっては絶好の入門書だと思う。

    普段あまり気にしていないことを考えるきっかけにもなった。

    例えば、空気に関して、

    「密度が異なる酸素と窒素が、高度が違っても同じように混じり合うのはなぜか?」
    水と油だと混じり合わなくて、重い水が下で軽い油は上に分かれるではないか。

    「空気中の酸素は O でなく O₂、窒素も N でなく N₂ と原子でなく分子なのはなぜか?」

    そのようになっているらしいことは、どこかで学んで知っているが、なぜか?と聞かれると答えられない。

    最近の何百年でなく何千年も前から、いろんな人がいろんな事を解明して今がある。

    ガラスって凄いなと思った。
    ガラスは窓に使うにはもってこいなんですね。

    ・光を通す透明性があり、着色したり不透明にもできる。
    ・雨風(液体・気体)を通さない。
    ・酸に強く、溶けたり錆びたりしない。
    ・数百度まで耐熱性がある。
    ・電気を通さない。
    ・傷つきにくく割れにくいものもできている。
    ・任意の形に変形できる。

    ガラスがない時代の窓はどうなっていたのでしょう。
    広瀬すずのCMで素材を扱う会社をアピールしているAGCは、社名を旭硝子から変更した板ガラスのトップメーカーで、
    窓ガラスで随分と儲けたのでしょうね。
    今では、0.05ミリの超薄型ガラスまでできている。
    ガラスはビンやコップなどの食器、テレビやスマホの画面用の素材としても、なくてはならない存在だ。

    後半では合成染料の話が出てきたが、その発展形として染料から医薬品へという発想に感心した。
    染料によっては、ある組織や微生物は染まっても、別の組織や微生物は染まらなかった。
    ある染料は、ヒトの細胞にはつかずに、特定の細菌にはくっついた。
    もしこの染料が細菌には有害なものだとすると、患者の体を傷つけることなく侵入してきた細菌だけをやっつけることができる。
    「アスピリン」もドイツの染料メーカーが開発したものでした。
    医学や生物の本で、特定の細胞だけ緑に光る写真があったりするが、そういう染料を見つけて研究に用いているのですね。


    土器、石器、青銅器、鉄器、ガラス、セラミックス
    染料、合成染料、製薬、抗生物質
    麻薬・覚せい剤・煙草 
    セルロース、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ビニロン、レーヨン、プラスチック、セルロイド
    ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン
    DDT、フロン、ニトログリセリン、ダイナマイト、サリン、原爆

    人類はいろんなものを作ってきて、それらが今の世の中に溢れている。
    悪意を持って作られたものは少なく、大部分が利便性を求めて開発されたものだ。

    だが、生活の質を向上させてきた画期的な物質が、深刻な環境破壊を引き起こしている。
    今は便利に使っているものが将来有害物質の烙印を押されるかも知れない。

    直接的には人体に無害であることは最優先だが、環境破壊を引き起こさないという長期的視点が大切だ。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.22

  • ちゃいこv

    ちゃいこv

    教科書に出てくるような内容なんだけど
    切り口が違うせいか面白く読める
    難しくて専門すぎたりするとアウトですが笑
    土器や合金などはこうやって作ってたのかっ?!と感心したりしてました(^.^)

    投稿日:2023.10.15

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