【感想】レイワ怪談 半月の章

ありがとう・ぁみ / 学研
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • さーさぴ

    さーさぴ

    このレビューはネタバレを含みます

    定番のホラー小説って感じです。私は慣れてしまったので、あまり怖くありませんでしたが。
    面白かったです。

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    投稿日:2023.09.03

  • ぶちょー

    ぶちょー

    このシリーズ好き。
    肝試しに行ったおバカの自業自得の話だったり、ほっこり癒し系の話だったり、不運にも偶々怖い目にあってしまった話だったり、泣ける話だったり…
    ただ、怖いのか笑っていいのかわからないイラストが多かった。
    子供の頃に読んだら怖かったんだろうなぁ
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    投稿日:2022.12.14

  • もんがらかわはぎ@読書垢 児童書ホラー強化中

    もんがらかわはぎ@読書垢 児童書ホラー強化中

    家族で出掛けた私達は、空腹に耐え兼ねファミレスで昼食を済ませることにした。連休初日ということもあり、駐車場はいっぱい。諦めて別の店に行こうとすると、意味ありげに三角コーンが置いてある駐車スペースがあった。

    ***

    先日読んだ、レイワ怪談の第二巻。一巻は話そのものも怖く、話も怖くとなかなか楽しい一冊だったが、こちらの本の怖さはやや控えめ。全部がぶっ続けで怖いというわけでは無く、怖いけれど少し悲しい気持ちになったり、怖いというよりは気持ち悪さが目立つ話もあった。
    お気に入りの話は「停めてはいけない」、「廃墟のホテルで」。 「停めてはいけない」は、連休の初日に家族と出かけ、ファミレスで昼食をとることにした語り手。ファミレスに赴くと、連休初日ということもあり、駐車場はいっぱい。 しばらく止められる場所はないかと探していると、一か所だけ車が止まっていない場所を見つける。しかしその駐車スペースには三角コーンがおいてあり、明らかに駐車禁止を示している。やっと見つけた駐車スペースだったが、店側が止めることを禁止しているなら仕方がないと、諦め、更に探すことに。
    その後運よく開いた場所に止めることができ、家族での食事を楽しんでいた語り手であったが、くだんの駐車禁止のスペースが語り手を恐怖の世界へと誘う。 この話は、語り手自身がひどい目に合う話じゃなかったので一安心。家族との憩いを台無しにされたのは非常に残念だが、語り手やその家族には何事もなかったのでよかったのだろう。この駐車禁止スペースをめぐる怖い話は、あとから来たカップルが駐車禁止スペースに停めてしまったことで起きてしまった。この駐車スペースにどんな曰くがあるのかという詳細はわからないが、カップルに起こってしまった悲劇を見て、店員たちが口々にまた事故が起こったといっていたのでこの店では有名な駐車スペースのようだ。しかし、店員には何が原因でこんなことが起こっているのかわからないため、客が停められないように三角コーンを置くしかないのが現状。というかそもそも、店側が停められないようにしているのに、そのルールを破って停めたカップルが悪いのだが、その代償があの結末だと思うとちょっとひどい気もする。場所が呪われるというのはよく聞くが、可能であればこの駐車スペースの曰くを詳しく知りたいところ。それにしても、興味本位で駐車スペースをのぞきに行った語り手が一部始終とその原因を見てしまったというのは、非常にかわいそうだった。 語り手達は、ルールを守ったことにより間一髪、ひどい目に合わなくて済んだのだが、どうしても車を止めたいが為に、三角コーンをカップルと同じようによけ、同じ結末を迎えたかもしれないと思うと、背筋が寒くなってしまった。

    「廃墟のホテルで」は、友人たちと連れ立って心霊スポットへ肝試しに行く語り手。その廃墟のホテルはその昔、女性が一人殺され、その霊が浮かばれず、地縛霊となっているらしい。というのがもっぱらの噂とのこと。幽霊の存在は信じていない語り手と友人の一人は、噂だと決めつけ、 ホテルへと突入していく。一人だけ怖がりな友人がついてきているので、雰囲気は出るが、ホテルの中は荒れ果てており、落書きまみれで白けてしまう。それでも、独特の雰囲気をまとうホテルをこわごわ一階から順繰りに見て回っていると三階で落書き一つないきれいな一室を見つけ、違和感を覚える。今まで感じなかった気味の悪さを初めて感じた語り手たちは、次の場所に移動しようと部屋から出ようとした語り手達はそこから恐怖のどん底に叩き込まれる。 心霊スポットの廃ホテルに殺された人間の地縛霊というのはなかなかのシチュエーション。よくあるシチュエーションだが、シンプルだからこそ怖いということもある。しかも、この幽霊は恨みつらみが強いのか、積極的に危害を加えてくる。語り手の腕をドアに挟んで怪我させようとしたり、逃げ出した三人を執拗に追いかけてきたり……。この追いかけてくる描写がうまく、じわじわ、じわじわと迫ってきているのが手に取るようにわかった。まさに命からがら逃げだした三人であったが、腕をつかまれた語り手はしっかりくっきり痕を残されており、それがなかなか消えなかったということだから、よほど怖かったに違いない。しかし、女の幽霊が出た部屋だけ綺麗だったというのは非常に面白い。ほかの部屋や廊下は荒れ放題だったのに、一室だけ綺麗ということはつまり、先に入って散々荒らしまわった人々が、霊感はないにせよこの部屋だけはまずい場所だというのを分かったからだろう。本能で回避するとはこのことだろうか。それほどまでに、怨念を募らせる幽霊にかなり鳥肌が立った。

    全体的に恐怖度が下がってしまったのがちょっと残念だが、まだまだシリーズが続いているようなので、パワーアップした怖い話を読みたい。
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    投稿日:2022.01.09

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