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伊丹敬之 / 文春新書 (5件のレビュー)
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レモン
転職活動が気になって、まったく頭に入ってこずなかなか読み進められなかった。文章も少し読みにくい。日本企業のポテンシャルについて詳しく解説されているが、日本の強みと言える「一配慮、一手間」は頷けるのだ…が、これだけで成長できるか疑問。守りではなく攻めの姿勢で投資することと、雇用と人事の改革が急務であることは、1つ前に読んだ新書とも共通している。明るい未来であってほしいな。続きを読む
投稿日:2022.07.09
Tomota
コロナショックは、発展へのチャンス。世界的危機が日本企業に与える影響を、マイナスではなくプラスの面から解説。危機をバネに、日本企業が発展するためのモノの見方を示す書籍。 戦後の日本を襲った経済危機は…4つある。大きさの順に並べると、 ①バブル崩壊 ②コロナショック(原因はシンプルだが対策が難しい) ③オイルショック(原因がシンプルであり対策もシンプル) ④リーマンショック(世界的な金融システムの機能不全故に、対策は各国による金融市システムの再構築と経済刺激策) となる。国内外で人の流れが滞るコロナショックは対処が難しく、バブル崩壊に次ぐ深刻な危機。 コロナショックは、世界経済に大きな変化をもたらす。特に日本企業に大きなインパクトを与えるのは、次の3点。 ①経済的被害が国ごとに違うため、各国の勢力分布が変わる。 ②人々の動きが止まったことで、グローバリゼーションの動きにブレーキがかかる。 ③人々の直接の接触を避けるため、デジタル化が加速する。 コロナショックに伴い、始まったテレワーク。それは、日本の組織マネジメントに対する、次のような気づきをもたらした。 ①きちんとした管理職を育ててこなかったことへの反省。 ②社員を過剰に拘束するような非合理な雇用慣行への反省。 ③人が集まることの意義を認識することによる、これまでのマネジメントのあり方の「よさ」の再確認。 コロナショックは、日本の産業に3つのプラス効果をもたらす。 ①熱湯効果:業績の大きな落ち込みが圧力となり、事業ポートフォリオの転換、ビジネスモデルの転換など、経済合理性を高めるための事業構造の転換が促される。 ②ポテンシャル開花効果:環境変化によって、需要の新しい芽が生まれたり、既存の需要が変容したりする。 ③地殻変動効果:経済停滞への危機感から、合併による大規模な企業の誕生など、日本全体の産業の再編成が起きる。続きを読む
投稿日:2021.12.09
ユウジロウ ニシキミ
産業再編、デジタル裏方ラストフィート、逆張りグローバル。日中緊張にチャンスはあるだろうけど、どうなんかな。
投稿日:2021.08.23
とりしん
デフレ、少子化、、、成長要素に乏しいここ数年だったが、追い討ちをかけるコロナショック。 本書ではそんなピンチをチャンスに変え、心の弱っている日本企業再生の道しるべを示してくれた。 デジタル化する製造プ…ロセスの最後尾に「ひと配慮&ひと手間」こそが日本企業の強みになると。 ユニークであり立て直しのヒントになる提言ありがとうございました。続きを読む
投稿日:2021.03.11
文藝春秋公式
【危機で浮き彫りになった日本の底力】日本はポストコロナ時代において国際的にさらに強くなっていく可能性がある。その理由と将来的な課題を産業の様々な面から論証する。
投稿日:2020.12.11
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