【感想】さようならアルルカン/白い少女たち 氷室冴子初期作品集

氷室冴子 / 集英社単行本
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • アサヒ

    アサヒ

    町田そのこさんの好きな作家さんということで手に取ってみました。女性たちの強くいきる心もように感動しました。思春期の子どもたちに読んでもらいたい本です。

    投稿日:2023.11.08

  • 小さな図書室

    小さな図書室

    初めて読む氷室冴子さん
    美しくて残酷で、幼くて既に老成してる
    少女たち
    まぶしくて愛おしい少女たち
    特に『さようならアルルカン』『私と彼女』が好き
    『あなたへの挽歌』の辛らつさといったら
    少女特有の感覚だと思う続きを読む

    投稿日:2023.10.27

  • sitibu

    sitibu

    学生時代の少女の一匹狼、先生、寄宿生活。女の子の痛みや若さが詰まりに詰まった本でした。語り口が書かれた当時の文体で懐かしさもありつつ。

    投稿日:2023.10.01

  • Fifty

    Fifty

    他者に迎合することなく成長していく人の姿は、客観的には輝いて見えるのだなぁと思いました。
    普通じゃない、それが魅力。だから普通になってしまうと途端に輝きが失われる。でも、ふとした瞬間に以前持っていた輝きを取り戻す人もいるんだと知りました。

    本人からしてみたら、他者と交わり合う生活は安心感があり、孤高よりも幸福感に溢れるんだろうけれど…。

    自分に置き換えてみると、孤高も共生も、どっちも経験したいなぁ私は貪欲だわ(笑)と再確認させられました。
    続きを読む

    投稿日:2022.01.06

  • 雪

    少女の傲慢さも潔癖さも強さも脆さも苦しさも孤独もシスターフッドもぜんぶ詰まっていて、苦しい。10代の頃に読んでおきたかった。

    投稿日:2021.10.24

  • ramunesaitodot

    ramunesaitodot

    ワ―キャー騒いだかと思えば、
    次の瞬間には急に沈み込み、
    想いを寄せる同級生に頑なに心を隠す一方、
    人気の年下男子をしれっと連れ回す。
    女性の大胆さと繊細さ、不可解さと魅力を、
    少年はその少女から教わった。
    その少女を作り出した作家に惹かれた。

    部活男子の心がどうして分かるのだろう。
    次に読んだ作品で彼は驚かされた。
    その対の同級生の少女から見た物語で、
    もう一度驚かされる。
    男子と女子でここまでモノの見方が違うのか。
    部活に対する想いの違い。
    恋に対するスタンスの違い。
    同志と恋人。
    そんなテーマが彼の心を激しく打った。

    住んでいた街を出て大学生となった彼は、
    大きな挫折を味わう。
    東京と地方で揺れる少女の物語に、
    彼は励まされ、少女とともに戦った。
    就職した年の夏、彼は真っ先に高知を訪れる。

    やがて彼は仕事と家庭と生活に、
    忙殺されるようになり、少女たちを忘れた。
    そんな時、訃報を聞く。

    それから10年以上が過ぎた。
    彼はすっかり中年となった。
    あらゆる意味で少女から遠くなった。
    しかし少女たちは戻ってきた。
    そこには少年だった彼も居る。
    続きを読む

    投稿日:2021.06.19

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