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蕭甘牛, 君島久子 / 岩波少年文庫 (5件のレビュー)
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「十五夜の晩、山里に暮らすおばあさんのところへ、月のおじいさんがわらじを注文しにきます。お礼にくれたのはトウモロコシの種。その種から生まれた男の子トウヤーヤは、やがて金の鳥をさがす旅にでて、数奇な運命…をたどりますが――。歌やなぞのかけ合いが楽しい、中国チワン族の民話を素材にしたお話。さし絵・太田大八。」続きを読む
投稿日:2023.06.24
n
文字を持たなかった中国チワン族の昔話。 昔から圧政に苦しめられてきたという歴史があるとのことで、物語の中でも王様や大臣の横暴な様子が際立っています。 物語自体は素朴で、嫁姑がとっても仲良しです。
投稿日:2023.02.08
mizino
中国チワン族の口承民話から再話された童話。2部編成で、「トウヤーヤの物語」と「消えたトウヤーヤを探す物語」に分かれている。恐らくは、長い年月伝承される中で時代に沿って拡大したストーリーが再話段階で整理…されたものだろうが、独特の奥行きを感じられた。民族性が表れていてとても面白い物語だった。 あとがきに、チワン族と作者の紹介がなされているのも良かった。続きを読む
投稿日:2019.06.27
E
このレビューはネタバレを含みます
お年寄りに関する物語を探していて知り、図書館で借りた。 十五夜の晩、月のおじいさんが、「わらじおばさん」にわらじを注文しにきました。 月のおじいさんは、お礼に、トウヤー(ウサギの歯)、トウモロコシのたねをくれました。 たねをうえてうまれた「トウヤーヤ」は、病をなおすという金の鳥をさがしにいきます。 中国チワン族の創作民話。 とにかくテンポがよくて、読みやすい。 文章もまっすぐどんどん先に進むし、歌の掛け合いやなぞときもなんだか楽しい。 えー?と思うものもあれば、わかった!と思うものもある。 同じアジア圏だからこそ楽しめる。 月のおじいさんはなんでウサギに乗ってくるんだろう、なんて野暮なことを考えましたが、冷静に想像するとやっぱりおかしいよね。 ほか、どこかとらえどころがないようなふしぎな感じ、はるかな感じがしました。 「三つのかわいいたからもの」、予定調和。 まあ、お年寄りの話ではなかったけれど、なんとなくおもしろかったです。
投稿日:2018.07.18
ちゃいこv
昔話パターンかと思えば、そうでもないところがあって 短すぎないところが世界に入っていけてよかったよ(^▽^)
投稿日:2017.10.10
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