【感想】冬の朝、そっと担任を突き落とす(新潮文庫nex)

白河三兎 / 新潮文庫nex
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 2.9
1
2
8
2
2

ブクログレビュー

"powered by"

  • たまネコ♪

    たまネコ♪

    読み終わるのにかなりの時間がかかった。
    生々しい高校生の実態‥スクールカーストをまざまざと見せ付けられた感じがした。

    投稿日:2023.08.15

  • 白紅茶

    白紅茶

     子どもだろうが、大人だろうが、誰かを自殺に追いやることができる。終盤を読んでいて、青春をベースとしたイヤミスだと思った。担任教師が校舎の窓から飛び降りて死んだ。  その自殺には原因があった。原因は種火。周りが燃料を与えて炎に育てた。担任は飛び降り自殺。だけどタイトルでは「突き落とす」と書かれている。突き落とす行為は、ともすれば殺人になりうる。その事実を全くの部外者であるはずの転校生が担任を失った生徒たちに突きつける。語り手それぞれが探偵で、それでいて罪を背負っている。続きを読む

    投稿日:2023.06.18

  • 1888640番目の読書家

    1888640番目の読書家

    このレビューはネタバレを含みます

    視点が変わっても時系列が戻ることなく話しが進んでいって面白かった。
    中西さんと母親のところが読んでて少ししんどかった

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.04.29

  • 黒い☆安息日

    黒い☆安息日

    このレビューはネタバレを含みます

    高校の担任とクラスの生徒が肉体関係を持ったことがばれて、担任が自殺、生徒が不登校になる。そのクラスの生徒たちの視点で描かれる贖罪の物語。

    なんか、色々読みにくい小説だった。伏線の意味(翼、自転車、途中退場の中西さんとか)が汲み切れず、どこかおいてきぼりをくらったような印象。

    それにしても、最近の子供たちって生きづらい高校生活を送ってるもんやねぇ。俺らの青春の辛さってもっと浮世離れしたもんやったと思うけど、生々しいわ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.01.11

  • 読書好き

    読書好き

    伏線回収がされていない。
    最初の文はなんの意味があったの?
    最後までよく分からないし、言い回しが難しい。
    途中は面白かったのに何故こうなったの?という感じの小説

    投稿日:2023.01.02

  • cidenon

    cidenon

    とっちらかっているなあ。
    群像劇で章ごとに人物が変わる上に、探偵役が途中で変わったりするので、どの視点で読めばいいのか視点が定まらない。それを作品側でうまくコントロールできれば、読者が翻弄される面白い作品になりえたのかもしれないが、この作品では置いてきぼりを食らう印象の方が強かった。
    中西のキャラが強すぎて、物語とうまくマッチしていない。教師の自殺と全然関係ないキャラクターの上に、彼女自身にも重たいエピソードがあって、つめこみすぎだ。彼女が結局何をしたかったのかもよくわからない。全部やりたかったといわれても腑に落ちない。
    『田嶋春にはなりたくない』のタージが登場してくるが、こちらもキャラが強すぎる上に、あまりに突然の活躍ぶりに、前作を読んでいない人だとなおさら「なんだこいつ?」と混乱させられると思う。

    文庫のオビで「私たちが、先生を殺した。」ってネタバレするのやめてください。特定の犯人がいなくて、みんなが少しずつ殺人に加担しているタイプかな?と思ったらそのまんま。この形式では視点が変わるごとに謎が少しずつ明らかになっていって、すべての話を読み終えると全体像が明らかになるということになるが、これはどんでん返しを得意とする著者には合っていない。

    章タイトルに人物名を入れるのはやめたほうがいいと思う。目次を見たときに後半の人の方が重要度が高いのかな?と思ってしまう。

    探偵役に比べて、一般のクラスメイトの頭が悪すぎる。初歩的な誘導尋問にあっさり引っかからないでほしい。探偵が自分の都合のいいようにコントロールしようとしているのだから、「何かしかけているな」くらい疑ってほしい。

    ころころ変わる生徒たちの態度に、責任範囲がうやむやなままで、結末もすっきりしなかった。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.30

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。