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石川宗生 / 創元SF文庫 (8件のレビュー)
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あきら
初宗生。短編集。まず「吉田同名」から、発想的には他にもありそうな印象を受けた。ただ吉田大輔自身が多趣味な人間だったので、困惑同調そして同化、していく過程が面白可笑しく表現されてて良かった。次に表題作。…そんな家を見つけたらそりゃあ観察しますわ!笑 妙齢な女性がいるなら尚更。最終的に彼ら(ことフジワラー)は感化されて、自分の家まで半分にしてします…藤原一家恐るべし。 他ニ篇は好みではなかったため割愛。続きを読む
投稿日:2024.05.09
sasuke8
めちゃくちゃ面白かった。飛浩隆さんの解説をそうだよなと頷きながら読んだ。奇想(19329人に増殖した吉田さんとか)から始まって、そこから始まるものが、緻密に大胆にバカみたいに語りながら、社会や人間に踏…み込んでいく。僕らの好きなSF。スゴイぜ‥。続きを読む
投稿日:2024.03.03
kakka
いやぁ、面白かったー! どの短編も発想力がすごいし、結末なんかもよく考えてある! SFなのかもしれないけど、人間の本質をついてるのがすごい。 「半分世界」なんて、最後、すごすぎてゾッとしました! ケ…ンスケ、すごい!続きを読む
投稿日:2022.02.21
るい
■吉田同名 突如1人の人間が19239人に増殖した世界の話。 これ、めちゃくちゃ面白かったです… 1人の人間の人生が崩壊して沈静して 団結して1国(みたいなその人だけの社会)が出来て 忘れ去られていく…、、、 ある作品の●ッドマンズパレードを思い出した苦しくなったな ■半分世界 表題作。 このあらすじを読んで読みたくなった。 これは本当奇怪な設定だけど 半分の家になった家族ではなく、 フジワラー(半分の家になった家族を傍観する藤原家ファン)の生態に着目されてるのがめちゃくちゃ面白い。 ■白黒ダービー小史 これは他のに比べるとサラッと読みました。 ロミジュリ………?いや、国?宗教?思想? 現実世界のような、、、や、でも白黒つけるがための ボール蹴りに縛られた世界の話。 終わり方が潔く、かっこよく、よかったかな。 ■バス停夜想曲、あるいはロッタリー999 なんだこの話は!!!!!はい、脱帽。 バスが来ない、いつ来るかも誰もわからない バス停のお話。 もうどこに迷い込んだんだという狂った世界観。 最高ですわ、、、「バス停ポリフォニア」が 出始めたあたりからもうこれはヤバいが確立された。続きを読む
投稿日:2021.12.14
おかゆ
「バス停夜想曲、あるいはロッタリー999」の 何日も目的のバスが来ないバス停の栄枯盛衰は 火の鳥を全編読んだ後のような気持ち SFってなんなんだ???
投稿日:2021.09.22
norimm
記録文体でまるで本当に起こっていたかのように記述するという手法はSFでは珍しくないが、それにしてもその記録対象が発想としてぶっ飛んでいる。逆に物語としては起伏に欠けるところもある。読む人を選びそうだが…、まあたいがいのSF者はこういうの大好きかな(笑)。続きを読む
投稿日:2021.09.12
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