【感想】ルベリア王国物語 1　～従弟の尻拭いをさせられる羽目になった～

転生少女に王太子が惚れて婚約破棄、廃嫡王子に代わり王太子になった国王の甥が主人公。
現代日本の価値観に感化されても時代と場所が違えばとんでもない思想。転生少女は処刑にならなかったけどこれからまた絡んで…くるのかしら。
アルヴィスとエリナの距離が少しずつ近づいてかわいい。アルヴィスの女性不審の原因はなんなのか、最後に出てきた不思議な生き物はなんだったのか。
アルヴィスのお世話する侍女達が多くて誰が誰やら。続きを読む

王太子である従弟の行動のせいで、未来を変えられてしまったアルヴィス。自分が希望して入った近衛隊を辞め、従弟の元婚約者と婚約する。そんな状況でも「必要なことだから仕方がない」というような態度のアルヴィス…が不思議だった。元王太子に振り回されたエリナは、怒るというより、自分に自信がなくなっているのが伝わってきて悲しくなる。混乱した王族の中では自分たちの気持ちと向き合うのは時間がかかりそうだけど、この２人なら役目を果たしながらも穏やかに暮らしていけるかも。と思えた。続きを読む