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あさのあつこ / 角川文庫 (11件のレビュー)
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総合評価:
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はっぱこ
kindle unlimitedにあったので読んでみた。 読んでる途中、ずっと胸がざわざわ落ち着かない感じ。 少し重くて暗いイメージだけど、吉行と白兎の掛け合いが明るさを醸し出してる。 全4巻のような…ので、次も読んでみようと思う。続きを読む
投稿日:2022.06.21
幾番目かの読書家
白兎シリーズとでも言うのだろうか、第一弾。 山下和美さんのコミックであった不思議ナ少年のようでもあるが、やはり、あさのあつこさんは違う。大人をかく時のこの作家さんは妙な色気があると思う。妖艶というか、…決してイヤなエロではなく明治大正昭和初期の文豪の持つエロチシズムとでも言うのか。内容はしっかり骨太な生と死に絡むサスペンスだった。ただの逃亡者だけではない、主人公の最後に余韻が残る。続きを読む
投稿日:2021.10.03
茶柱たつこ
このレビューはネタバレを含みます
ミステリというよりは幻想小説。 ホテルで行きずりの女を殺してしまった男が車で逃亡中、山奥で少年と少女を拾う。 彼らは兄妹ではなく、少女を家に送り届けるために一緒にいたらしい。 少女の家は、男の故郷のさらに奥。 雨のため温泉旅館へ泊り、少女と過ごすうちに思い返される男の過去。 不思議な少年と無邪気な少女。彼らは一体何者なのか。 男の兄が山に入った理由はわからないままだった。 山に呼ばれたということなんだろうか。 どうやらシリーズものらしい。 作者のファンなら楽しめるのではないだろうか。
投稿日:2021.09.05
しのり
少年の名前が白兎だったので、主人公は騙されて滑稽な感じで終わるのかなと思いましたが、違いました。因幡の白兎ではなかった。 人でないものの扱いが斬新で面白かったです。少しづつ増えていく謎が、いろいろな登場人物の過去と混ざり合っていて、それが繋がっていく展開にドキドキしました。過去の事実と出会うたびに揺さぶられていく主人公が、不審に思いながらも、女の子を大切に扱っているところが虚しさを誘ってきます。妄想だと言われた時の絶望感を一緒に味わいました。 背負った罪は消えないと言いつつも、最後は、捕らわれた過去と決別できそうな希望で終わります。過ちや罪は、その過程で希望があるからこそ、重さを知ることになるのかもしれません。償いは、生きていればこそできるものなのだと感じました。
投稿日:2021.07.03
tsucchy
白兎は、何者? 主人公の深い心の内を、表に出し認識させ、行動をせまる。 さまよう魂を救済する。 現実と幻想が入り交じり、独特の雰囲気が漂う。
投稿日:2021.05.23
tomopele
本作は、長らく在庫切れだった『白兎1 透明な旅路と』(講談社)を著者が全面見直しし、加筆修正、改題の上文庫化したものらしく、読んだ記憶がやはりありました。で、前回読んだときは伏線がわからなく、あまりピンとこなかったが、読み直して納得しました。
投稿日:2021.04.14
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