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ナツ之えだまめ, 陵クミコ / 幻冬舎ルチル文庫 (1件のレビュー)
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komopy
このレビューはネタバレを含みます
久々に読むセンセの作品。以前の印象だとえちえちな作風よりだったんだけど、これはなんだかとっても甘々でかわいいお話でした。 江戸を舞台にした、大名家の次男で将軍の落胤である惟光と、尼寺育ちの美少女のような宮との、大江戸恋物語です。 江戸の大名家の様子や町の人々の暮らしぶりや江戸城の内情まで、手に取るように生き生きと描かれていて、とても面白かったです。 BLとしても良かったけど、時代物としても興味深かったです。 ストーリーとしては、まず宮がなぜ江戸から離れた草庵で暮らしていたのか、なぜ『橋姫の儀』で人柱にならなくてはいけなかったのか、とても気になり興味をひかれました。 読み始めは、こんなかわいくてピュアな子が自ら進んで人柱志願するなんて…と心が痛みました。 が、一式家が宮を預かることになり、惟光と出逢ってからは、二人のやり取りが甘くて優しさいっぱいでどのシーンもキュンキュンさせられっぱなし。 ごちそうさまというしかない…(笑) そんな二人の周囲もとてもあたたかくて、優しく見守っているのが伝わってきてほっとさせられたし、猫のランにも癒されました。二人の人柄の良さのあらわれですよね。 でも中盤から不穏な流れになってきて、忘れかけていた『橋姫の儀』から宮に最大の危機が迫ります。 ただ甘いだけじゃない展開で、ハラハラさせられる場面も。 こんなに純粋でまっすぐな宮を陥れようとした酒井は、本当に許せませんね… 宮は世間知らずで無垢だけど、一本筋が通っていて精神的に強さを備えたところがあって、なよなよしてないところがまた好感があってかわいかったです。 そんなうぶな宮に、心配した希之助がHの指南をする場面がとっても面白かったです! ラブラブな二人の祝言も幸せそうで良かったです。 末永く幸せに暮らしてほしい二人です!
投稿日:2021.01.19
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