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月村了衛 / ハヤカワ文庫JA (12件のレビュー)
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橘
このレビューはネタバレを含みます
班長……!! これに尽きます。面白かった。 面白いばかり言ってられない、〈敵〉の政治圧力も怖くなります。警察組織だけでなく外務省にもとなると、沖津部長大変だ。。 ユーリが生き延びて良かったです。本当は守られていたのか……警官の先輩たちにも、ゾロトフにも。「おれが守ってやる」のクリスじゃないか…容赦ないギリギリのラインだけれど。 クワンさん何者なんだ、チャイニーズマフィアのビジネスマンにしてはスマートに協力してくる。シビアなビジネスマンなのかも? それにしても班長……刑事でした。ユーリに刑事を辞めさせたことずっと後悔してたのかなぁ、懺悔みたいにロシアから助けに来たと思うと。。でも、ユーリの危ない潜入捜査をロシアも把握してたってことはどこかから筒抜けなんだね。こわっ
投稿日:2023.09.27
chirolin
読みごたえがある。シリーズ3冊目で一番良い。 前作の自爆条項と同様に現在、過去、現在の3パート。今作の主人公は龍騎兵搭乗員のユーリ・オズノフ。 ロシアの警察官時代の過去パートそれ自体も読ませるが、過去…を引きずっているユーリと、過去と現在の事件の繋がりとアクションが重層的に描かれる。続きを読む
投稿日:2023.04.20
はると
上下巻読了。 モスクワ民警時代に何があり、指名手配されることとなってしまったのか。また、どのような手順を踏んで警視庁特捜部と契約することとなったのかが描かれていた。一人の過去を細かくそして長く書いてあるのにスラスラと読ませてくれる軽妙な筆致とストーリーは圧巻。 また、作中の現在ではその過去の因縁を解決すべく奮闘するオズノフ警部はかっこよかった。
投稿日:2022.10.19
マツ
「突入せよ」 何度も見てきた言葉ですが、この本以上に鳥肌が立つ事はありませんでした。 -俺達の街を取り戻す。-仲間を取り戻す。-仲間の無念を晴らす。 捜査員達の強い思いが一気に爆発し駆け出す姿は手に汗…握ります。 この本では、ロシアの裏社会だけで無く、東日本復興の名の下に中途半端な支援に因る現地の弊害も学べます。宮城県閖上の話しは本当なんですかね。本当なら大問題かと。 この本はストーリー以上に、キャラクターの持つ仕事や仲間への矜持や思いが光り、感情移入出来る事が楽しみな作品です。 ダムチェンコと沖津が言い表してくれています。「いい男だな」「まったくです」続きを読む
投稿日:2022.07.06
霽
「運命なんてただの影だ。臆病者だけがそれを見るんだ」 「まっすぐに生きろよ。何があってもまっすぐにだ」 記念すべき100冊目の感想として書きたかったため、買った後読まずに少し溜めました。 対ではなく、相似していることに熱さを感じました。
投稿日:2021.11.21
werasd
オズロフの背負う過去の清算が機甲兵同士の闘いを通して行われる下巻。 メカバトルとしての面白さだけでなく、登場人物の造詣の深さ、現実でもあり得そうな複雑な国対国のパワーバランスも堪能できた。 今回も最…終的に龍騎兵3機とも活躍が見れたのも良かった。続きを読む
投稿日:2021.10.27
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