【感想】つじつまを合わせたがる脳

横澤一彦 / 岩波科学ライブラリー
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • mm

    mm

    2016年の本。文章がかたいので大人向け。子どもなら、高校生以上が適切。扱っている内容は難しくはない。
    子ども向けには錯覚や認知に関する本がいくらかあるのでそちらの方が読みやすい。

    投稿日:2024.01.30

  • ghostrider

    ghostrider

    学部生の頃,「統覚」という概念がよく分からなかった。それは自覚的に統覚している経験が(今も)ないからだろう。本著では知覚された情報をいかに統覚しているかを代表的な心理学実験(ラバーハンド錯覚,マガーク効果,腹話術効果,専門家の注意力,形や色の好ましさ)を用いて解説する。百聞は一見にしかず,実際に体験すると驚きに満ちる。その意味では基本的な心理学実験を全て経験しておくことは人間の認知に対する好奇心を刺激する。「つじつまを合わせる」は認知的均衡理論に通じる。意味を作ろうとする人間の原理は頑健だな。続きを読む

    投稿日:2023.05.04

  • Go Extreme

    Go Extreme

    第1章 つじつま合わせの達人
    つじつま合わせ/五感と脳/統合的認知/ラバーハンド錯覚/自己刺激によってラバーハンド錯覚は生じるか/ラバーハンド錯覚に付随する感覚/幽体離脱体験/身体所有感覚
     [コラム]体性感覚と触覚

    第2章 感覚を融合したつじつま合わせ
    マガーク効果/腹話術効果/マガーク効果と腹話術効果は同時に生じるか/感覚融合認知
     [コラム]錯覚とつじつま合わせ

    第3章 見落として当たり前
    選択の見落とし/変化の見落とし/めったに出現しない標的の探索/注意の限界と効用/見落とし回避の方法
     [コラム]注意と意識

    第4章 形や色の好ましさ
    典型的見え/好ましさと安定性/典型的見えとつじつま合わせ/色の恒常性/色嗜好/生態学的誘発性理論
     [コラム]共感覚

    終章 つじつまを合わせたがる脳との付き合い方
    拡張される身体《ラバーハンド錯覚》/雑音への耐性《マガーク効果と腹話術効果》/見落とし回避のコツ《専門家の注意力》/操られる嗜好《形や色の好ましさ》/つじつまを合わせたがる脳とつじつまの合わない行動をする人間
    続きを読む

    投稿日:2022.06.28

  • yoshio2018

    yoshio2018

    脳は情報が足りなくてももっともらしい理由を作る。視覚、聴覚、皮膚感覚などの感覚を脳で統合してつじつまを合わせている。すべての情報がそろってから判断していては生き抜けなかったのでこのように進化したのではないか。続きを読む

    投稿日:2018.10.11

  • ucym100

    ucym100

    身体所有感覚には視覚と触覚の統合的認知が重要である

    マガーク効果 視覚情報と聴覚情報のつじつまあわせによって起こる現象

    投稿日:2018.04.19

  • しろかぎ

    しろかぎ

    ラバーハンド錯覚、マガーク効果、見落とし、典型的見え、色嗜好、共感覚。
    うむ、こういうワード好きなんですよね…。こういう心理学的な話はさらっと楽しめてよい。

    投稿日:2017.10.06

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