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吉川トリコ / 文春文庫 (23件のレビュー)
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ゾウガメ
虚構と現実がうまく混じりあって世相を斬ってた。 いつも、なんで被害を受けた時すぐに言わんのって他人事として思ってたけど、言えんことのが多いんだな。でもやっぱそういうだるい社会に迎合するんじゃなくて、違…うやろってことはちゃんと違うって声をあげていきたい。続きを読む
投稿日:2024.02.29
usaco
女性の登場人物が皆愛しい。ジェンダー本。 女芸人、女子アナ、女だから、女である、その型にはめられる存在。 真逆とも言える世界に生きる女性たちの葛藤が胸を打つ。 女だからで、得したことも、損したことも…あった。声を大にして、ジェンダーを言える自分じゃない、だって甘えてるから、そう思ってた。それも逃げだよな。 モヤったら、ちゃんと言うこと。男も女も大人も子どももその一歩だ。 女の子だから男の子だからをなくす 本より •ほめられようとしない。やりたいことをやる、やってみたい気持ちを大事にする •努力してきたことのチャンスは譲らない •皆それぞれ互いを尊重し合おう続きを読む
投稿日:2023.09.02
き子
このレビューはネタバレを含みます
“お笑い”に対する敬愛と感謝の気持ち⇔誰かや自分のことをすすんで傷付けたくない気持ち の狭間で身動きが取れずここ数年ずっともだもだしていたけど、アトロクで柚木麻子さんが本書を紹介されていて、何か答えを探し求めるような気持ちで読んだ。 個人的にはいろんな面で実際より誇張されているように感じる部分もあったけど(アトロクで宇垣アナも言及していた)、作者が意図してる可能性も書かれた時期の違い(数年でも結構変わると思うので)もあるだろうし、何よりそこのリアリティはあまり重要じゃない気がするので置いておく。。 “自分が救われればそれでいいのだろうか”という部分に頭を殴られたような感じだった。 容姿いじりについてはお笑いを見ていれば嫌でも考えずにはいられなくて、そのたび答えが出なくて放棄してを繰り返してたけど、考えを改めさせられたと思う。 救われた人がいるのは素晴らしいことだと思うけど、色んな境遇の人や子どもが見ている“メディア”で何を見せるかっていう視点が自分に抜け落ちてたなと思った…。 終盤の病室で真亜子が佑里香を笑わせようとするシーンはかなりぐっときた。泣きそうになった。 明確な答えみたいなものはこの本を読んでもまだ自分の中で出なかったけど、お笑いってこういう方向性のものであってほしいなと思った。 読んで良かったです。
投稿日:2023.07.12
れみ
「私、もう男なんかなんにも怖くないの。それより、女たちからそっぽ向かれる方がずっと怖い」 男にとって女は若さ=価値だから、歳を取った女に彼らは見向きもしないし気にも止めなくなる。しかも30かそこらでそ…のラインがくる。人生100年時代、大人になってからの時間を幸福に過ごすには女からの支持や信頼が大事。 女の敵は女、そんな時代はもう終わり。 力を合わせてお互い助け合って楽しく楽しく生きていける世の中になるといいね。 続きを読む
投稿日:2022.12.29
mayupink.
コロナや実際にあった出来事、不祥事が随所に出てきてリアルな今を生きる物語だった。寒い言い回しが多くてわたしには合わなかったけど、モデルがいると思わせる登場人物のオンパレードでとても読みやすかった。
投稿日:2022.03.02
seiyan36
著者、吉川トリコさん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 吉川 トリコ(よしかわ トリコ、1977年10月19日 - )は、日本の小説家。静岡県浜松市出身。愛知県名…古屋市在住。 で、今回手にした、『夢で逢えたら』の内容は、次のとおり。(コピペです) 女芸人の真亜子。芸人顔負けのキャラクターの女子アナ佑里香と共演するうち、業界や世間の理不尽に立ち向かう気持ちが芽生えていく。続きを読む
投稿日:2021.12.14
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