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高野秀行 / 新潮社 (31件のレビュー)
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おぬま
図書館で借りた。 先日借りた『謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉』の続編だ。図書館で見つけて「まだ続きがあるのか!」と興味を駆り立てた。 タイトル通り、アフリカの納豆を探しに行くのに加え、前…作にはなかった韓国編、さらには最後に「どの納豆が美味しいのか?納豆ワールドカップ!」なる企画まで付いてくる構成だ。アフリカは国で言うとナイジェリアにセネガル、ブルキナファソと西アフリカエリアだ。 これもまた面白い!前作も単なる旅日記ではなく、レシピ集や社会科学論文のような価値を感じると私は感想を記したが、本作も魅力に底がない!最後には「納豆から大豆がつくられた」という、それだけ聞いては「何言ってんだこいつ?」となるような結論まで待ち構えている。 納豆に灰をかけるのにも驚きだが、「カリウム」と「アルカリ」の語源が同じ灰という知識にも驚いた。面白い上に教養も深まった!続きを読む
投稿日:2024.04.25
さささ
「謎のアジア納豆」読了後、ワクワクしながらすぐにこちらを読みました。 韓国、アフリカまでワールドワイドな納豆研究書。 前作でも思ったけど、まさか納豆がこんなにも奥深いものとは。 著者の異常な納豆熱が…なければ、私たちの食の歴史を納豆がどう支えてきてくれたのか知らなかったかもしれないと思うと、本当に高野さんありがとう!という気持ちになる。 もともと納豆は大好きだけど、前作・本作を読んでなんというか、より愛おしさのようなものを感じるようになったり。 納豆が、苦しい生活を支える貴重なタンパク源だったり、はたまた美味しいものを食べるためのダシのように使われてたり、いろいろな形で世界格好の人の生活を支えてきたんだなと思うと、なんだかワクワクするし、素朴だけど忍耐強い納豆の力の凄さに脱帽!続きを読む
投稿日:2024.03.10
アンヌマリー
納豆で1冊、読めるのかと思っていたが、結構おもしろかった。この本読んでしばらくはいろいろなものに納豆をかけて食べていた。
投稿日:2023.09.25
fullahead
内容は学術論文の様であるが筆の運びが冒険小説! どうなるんだ?と、ワクワク読み進める事が出来、価値観が根底から揺さぶられる。読了しても本当に?と自ら現地に赴かなければいけない感情が押し寄せる。
投稿日:2023.08.31
Km
高野秀行氏の納豆本2冊目。前作"謎のアジア納豆"でタイやネパールなど国外の納豆を取材して日本有数の"納豆マニア"となった高野氏だが、世界にはまだ目にしたことのない納豆がたくさんあった。本書で一番衝撃的…なのは西アフリカが東アジアを超える一大納豆地域であったことだろう。しかも彼らは大豆ではなく他の豆で納豆を作るのだ。最初は懐疑的であった高野氏も数年にわたって各国の納豆を取材してきた経験から、その作り方や味から納豆であることを認めることになる。最終的に大豆以外の豆からも納豆作りが可能なことを知った氏は、大豆成立前の縄文時代から納豆作りが行われていたのではないかという大胆な仮説を提示し、ついに納豆の機嫌を探るべく縄文納豆を作る実験に手を出し始める。 氏の納豆シリーズはひと段落し、現在は別のトピックでハイペースに本を刊行されているが、また世界中のまだ紹介されていない納豆を取材して欲しいものである。続きを読む
投稿日:2023.07.27
まるまるまるこ
納豆が、アフリカにあるなんて!!驚いた。 あることを確認するだけではなく、作り方まで確認し、さらに、どの納豆が美味しいかまで評価している、単純に冒険紀行としてだけではなく、論文とかで世界の人にも読んで…欲しいぐらい。納豆に興味があるのは日本人だけだから、世界の人はあんまり興味ないかも。 アフリカの納豆ぜひ、たべたい。 大豆ではなくパルキアで作る納豆。食べたい。。。 ハイビスカス、バオバブでも作るらしい。 お隣韓国の料理、チョングッチャンは食べに行けれそうな気がするが、アフリカに納豆を食べに行くのはなかなか難しいかな。 アフリカに納豆を食べに行くツアー的なものを旅行会社さんに作って欲しい。続きを読む
投稿日:2023.04.10
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