【感想】西洋哲学史 近代から現代へ

熊野純彦 / 岩波新書
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
2
7
4
4
0

ブクログレビュー

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  • Yuta

    Yuta

    論理構造を示す接続詞を省きがちなことから、文構造が明瞭でなく、気取ったわかりづらい文章になっているように感じる

    投稿日:2023.06.10

  • tokyobay

    tokyobay

    教科書的ではなく、個々の哲学者の思考の道筋を辿る物語的な内容なので、読み物としての面白さはあるが、ある程度哲学史を勉強した人でないと、多少とっつきにくいかもしれない。

    投稿日:2023.05.04

  • オフロスキ

    オフロスキ

    本書は、哲学(思想)史というより哲学の歴史エッセイ連載みたいなものなのかもしれない。

    哲学者について生きた時代、歴史的流れを意識しながら、それぞれの問題認識から、思想や取り組みを説明する試みはわかった。
    しかし、一人一人の取り組み(研究/提案内容)について、前後の流れのなかで点で、点を詳しく説明されているように感じ、それぞれの哲学者の考えや過去との位置づけについて全体的に説明不足に感じて頭に入ってこなかった。

    また、本書はヴィトケンシュタインまでで終わっており、その後の言語論的転回や構造主義、ポスト構造主義へのつながりなどが説明省かれており、このないようだけで哲学史といわれてしまうと、今とのつながりが理解しにくいと感じた。
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    投稿日:2023.01.23

  • いゔどっと

    いゔどっと

    【デカルト】
    私は考えるコギト 私が存在するスム

    スムの不可疑性と神の絶対性→デカルト形而上学

    スピノザ「心身の結合と精神自身の原因を探しあてることができず、神へと退却した」と避難(エチカ5部序言
    →ゲーリンクス「機会原因論」スピノザ「並行論」ライプニッツ「予定調和説」

    【近代形而上学】
    【スアレス】
    現実に存在するものは単独的・個体的
    共通的本性+否定(=トマス、スコトゥス、後にライプニッツ)

    機会とした神の介入

    ヴォルフ以降うしなわれるが、バウムガルテンを介してカントへ流れ込むことになる

    【マールブランシュ】
    デカルト的懐疑→「私たちはいっさいを神のうちに見る」

    神 多様性からなる単純性

    【スピノザ】
    「存在するために、他のなにも必要としない」
    実体=神(存在と本質が一致するがゆえに存在する)

    【経験論 ロック】
    トマス 可能態から現実態の移行というフレームの知性
    ⇔ロックは可能態をみとめない
    エネルゲイアに向かう潜性と傾向のみみとめる

    【モナド論 ライプニッツ】
    「不可識別者同一の原理」

    モナド 複合的なものをつくっている、単一な実体

    【バークリー】

    【ヒューム】

    【言語論 コンディヤック ルソー ヘルダー】

    【カント】

    【自我 マイモン、フィヒテ、シェリング】
    シェリング
    「美的直観とはまさしく、客観的となった知的直観である」『超越論的観念論の体系』

    【ヘーゲル】
    「私たちは、国家を超えていかなければならない」
    国家の終焉『初期神学論集』
    「生の多数性」

    「傷を受けた生は、私に対して運命として対立する」『神学論集』
    愛=相互承認

    【ヘーゲル左派、マルクス、ニーチェ】
    マルクス
    商品とは、「感性的に非感性的なもの」
    =神秘的な性格

    【ロッツェ、新カント学派、フレーゲ】

    【ベルクソン】

    【フッサール】

    【ハイデガ、ウィトゲンシュタイン、レヴィナス】
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    投稿日:2022.11.19

  • shihohkan

    shihohkan

    このレビューはネタバレを含みます

         -2007.03.12

    「近代から現代へ」
    1-自己の根底へ
    「無能な神の観念は、有限な<私>を超えている」-デカルト
    2-近代形而上学
    「存在するすべてのものは、神のうちに存在する」-スアレス、マールブランショ、スピノザ
    3-経験論の形成
    「経験にこそ、いっさいの知の基礎がある」-ロック
    4-モナド論の夢
    「すべての述語は、主語のうちにすでにふくまれている」-ライプニッツ
    5-知識への反逆
    「存在するとは知覚されていることである」-バークリー
    6-経験論の臨界
    「人間とはたんなる知覚の束であるにすぎない」-ヒューム
    7-言語論の展開
    「原初、ことばは詩であり音楽であった」-コンディヤック、ルソー、ヘルダー
    8-理性の深淵へ
    「ひとはその思考を拒むことも耐えることもできない」-カント
    9-自然のゆくえ
    「私はただ私に対して存在し、しかも私に対して必然的に存在する」-マイモン、フィヒテ、シェリング
    10-同一性と差違
    「生命とは結合と非結合との結合である」-ヘーゲル
    11-批判知の起源
    「かれらは、それを知らないが、それをおこなっている」-ヘーゲル左派、マルクス、ニーチェ
    12-理念的な次元
    「事物は存在し、できごとは生起して、命題は妥当する」-ロッツェ、新カント派、フレーゲ
    13-生命論の成立
    「生は夢と行動のあいだにある」-ベルクソン
    14-現象の地平へ
    「世界を還元することで獲得されるものは、世界それ自体である」-フッサール
    15-語りえぬもの
    「その書は、他のいっさいの書物を焼きつくすことだろう」-ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、レヴィナス

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    投稿日:2022.10.16

  • Go Extreme

    Go Extreme

    自己の根底へ―無限な神の観念は、有限な「私」を超えている デカルト
    近代形而上学―存在するすべてのものは、神のうちに存在する スアレス、マールブランシュ、スピノザ
    経験論の形成―経験にこそ、いっさいの知の基礎がある ロック
    モナド論の夢―すべての述語は、主語のうちにすでにふくまれている ライプニッツ
    知識への反逆―存在するとは知覚されていることである バークリー
    経験論の臨界―人間とはたんなる知覚の束であるにすぎない ヒューム
    言語論の展開―原初、ことばは詩であり音楽であった コンディヤック、ルソー、ヘルダー
    理性の深淵へ―ひとはその思考を拒むことも耐えることもできない カント
    自我のゆくえ―私はただ私に対して存在し、しかも私に対して必然的に存在する マイモン、フィヒテ、シェリング
    同一性と差異―生命とは結合と非結合との結合である ヘーゲル
    批判知の起源―かれらは、それを知らないが、それをおこなっている ヘーゲル左派、マルクス、ニーチェ
    理念的な次元―事物は存在し、できごとは生起して、命題は妥当する ロッツェ、新カント学派、フレーゲ
    生命論の成立―生は夢と行動のあいだにある ベルクソン
    現象の地平へ―世界を還元することで獲得されるものは、世界それ自体である フッサール
    語りえぬもの―その書は、他のいっさいの書物を焼きつくすことだろう ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、レヴィナス
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    投稿日:2022.01.03

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