【感想】中年危機

河合 隼雄 / 朝日文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • show5

    show5

     河合隼雄はいつもしっくり来ないけど、何か感じるものはあるんだよな。取り上げられた12作品のうちいくつかを読んでみようと思う。

    投稿日:2021.01.22

  • comq

    comq

    本書を読んで、原書に触れる機会をと考えていましたが、先に原書を読んどけばと思う箇所が何箇所かありました。

    投稿日:2020.11.03

  • takeshishimizu

    takeshishimizu

    タイトルは「中年クライシス」のままでよかった気もするが、もともと文庫で出ていたはずなのに読んでいなかった。改題されて、新しく発行。そのことで、こうしてつられて読む人間もいるのだから、まあ版元の思惑は成功しているということか。やはり河合先生はおもしろい。中年という切り口がまたおもしろい。森毅先生が言うところの第7,8ステージ(6×6=36歳を越えて、8×8=64歳くらいまで)にあたるのか。結婚して、子育てをして、ひと段落すんだと思ったら問題勃発。親の死(これは本書では取り上げられていない)、自分またはつれあいの病気、子どもの問題行動、転勤、転職、不倫、離婚などなど。子どもに問題があって心療内科などを訪れると、実は家族の抱えた問題をその子が一身に引き受けて行動としてあらわしていたということがある。我が家ではどうだったか。これからまだ問題が起こるのか。「困難を避けて親が仕事を怠っていると、子どもはいろいろ問題を起こし、親に警告を与えてくれるように思われる。」(第10章 章末)「家族ゲーム」は映画をもう1回観てみようかな。本書では12冊の小説を読みときながら中年期の問題が取り上げられている。もとの小説は読まなくてもいいかな、というくらい中身が語られている(養老先生も巻末エッセイでそのことにふれている)。まあ、本の紹介をしているわけではないのでそれはよしとしよう。「トポスを見いだし、そのトポスとの関連で『私』を定位できるとき、その人の独自性は強固なものとなる。そのようなことができてこそ、人間は一回限りの人生を安心して終えることができるのではなかろうか。老いや死を迎える前の中年の仕事として、このことがあると思われる。」(巻末エッセイから)そんなトポスはまだ見つけられていないから、私はまだ中年の域には達していないということなのか。続きを読む

    投稿日:2020.09.13

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