【感想】約束のネバーランド 20

白井カイウ, 出水ぽすか / 週刊少年ジャンプ
(64件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
33
17
8
0
0

ブクログレビュー

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  • み

    このレビューはネタバレを含みます

    ついに完結。
    食用児達だけでなく、ママやシスター、ラートリー家、鬼達もみんなそれぞれの苦しみがあって、それを背負いながら一生懸命生きてただけなんだよね。
    そのことに気付いて、それをなくしてみんなを自由にしたいと思うエマ、すごく優しくて真っ直ぐな子だな。
    エマの記憶と引き換えに、食用児達は人間の世界に行くことができて幸せになれた。
    たくさんの犠牲も出たし、完全なハッピーエンドとは言えないのかなとも思ったけど、本来の目的の「世界を変える」が実現した。
    最後エマを見つけ出したノーマンが「一緒に生きよう」って言うシーンは涙なしには語れない。
    序盤でエマがノーマンに言った「一緒に生きよう」というセリフが、最後に逆転するのが素敵すぎた。
    今巻中盤の、鬼から襲われた子供達をママが守るシーンもとても良かった。
    ママは子供達をただ普通に愛したいって思っていたみたいだけど、ママはすごく子供達を愛していたし、子供達もそうだった。
    読者としても最初はすごく怖い存在だった。
    けれど、やっぱりママはみんなにとってたった1人の母親だし、大好きな存在だったんだな。
    あのクールなレイが、ママの死を目の前にして涙を流しているのに釣られて泣いた。
    アニメの方が犠牲者が少なくて漫画より穏やかだったけど、個人的には漫画の方が好きだな。

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    投稿日:2024.04.05

  • ミラク

    ミラク

    このレビューはネタバレを含みます

    漫画「約束のネバーランド」を読んでみた。

    以前、少しだけ読んだけど、今回は図書館で借りて数か月かけて全巻を読んだ。
    アニメは残念な出来だったけど、マンガは素敵だった。

    テーマが一貫していて、最後までよかった。
    『食べる』事や、『世界を変える』事。まっすぐな意思が最後まで変わらないのもいい。『立場を超えて考える事』まで含めてあって、とてもお行儀がいい。

    人間の世界はもっと醜悪だという脅しも良かった。
    でも、実際にたどり着いた人間の世界は『国境がない』平和な世界。

    棘が一つもない物語なのもいい。嫌な人間はとことん『嫌な』人間だけど、憎むべき人間にはなっていないし、主人公のエマ自身が『憎むことから自由になる』と憎まない選択をする。
    20巻という適度な長さでぐいぐい引き込まれていった。
    漫画が楽しかったので、アニメのあの出来は本当に残念だなと思う。

    最後が少し助長かなと思ったけど、エマだからこそあの選択をすると思えばあれもアリかな。エマのキャラクターがまっすぐすぎて本当に好き。


    繰り返される「一緒に生きよう」が美しすぎた。

    美味しい物語、ごちそうさまでした。

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    投稿日:2024.03.10

  • かるすとん

    かるすとん

    このレビューはネタバレを含みます

    本当にするする読める!
    二度目の読破だけど、コロナ禍や、世界の戦争を経験している今、更にラストに向けてのやり取りがぐっときました。
    ユウゴが好きだなあと1回目思っていたけど、ムジカ、レウウィス、イザベラ、フィル…よくよく読み込むと好きなキャラクターはたくさんできてくる!
    ユウゴがエマの夢に出てくるシーン、イザベラの最期…泣けてくるよ…!!
    だいすきよ、じゃなくて「だぁいすきよ」に、ママの深い愛情を感じる(⁠ ⁠≧⁠Д⁠≦⁠)
    とにかく色んな人に広めたい一作。

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    投稿日:2024.01.26

  • ちさき

    ちさき

    〈漫画1〜20巻をまとめて〉

    実写映画のノベライズ本を詠んだのをきっかけに
    約束のネバーランドの中に引き込まれました。

    この物語の世界って
    私たちが目を背けてはいけない現実だと思うから。

    だから
    映画のその先を知りたくて
    #原作漫画 を#大人買い して#一気読み しました。

    生きていくために食べる
    って当たり前のようにしてるけど
    命を頂いていることを忘れたらいけない。

    今は人が狩られるって考えられないけど
    それは当たり前の現実ではないと思う。

    だって私たち人は
    鶏や牛、魚等の命を管理して食べているから。

    私たちは大切な命を頂いている立場だから
    感謝して生きていかないといけないと思う。

    私の奥底に沈みかけていた大切なものを
    思い出すことができました。

    何でもそうだけど
    考えようとしなかったいつまでも考えないし
    忘れてはいけない大切なことを忘れてしまう。

    今みえている世界が全てではないと思うから
    何が正しくて間違えているのか、
    今の生活が当たり前になるまでに
    どれだけの犠牲や苦労があるのか、
    生きている間は考える義務があると思う。

    物心ついた時から少しずつだけど
    命の重さとか使命や運命について
    考えているような気がする。

    私の運命や使命って何なんだろね。
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    投稿日:2023.10.13

  • パラン

    パラン

    このレビューはネタバレを含みます

    面白すぎて一気に読んだ〜
    ストーリーが展開していく中でも最初の方の興奮やソワソワ感も失われることなく設定などに無理もなく、最後まで夢中になって読めた。
    自分の住む世界に置き換えて、立場とかを変えて読むと、無謀だの甘いだのわかっていてもエマの思うこともわかる。
    どうしようもない世界で生きているんだなあ
    しばらく考えてしまったりもした。
    最終回は感動して泣いた、文句なしのエンディングだった。

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    投稿日:2023.06.30

  • はじめ

    はじめ

    このレビューはネタバレを含みます

    面白かった〜!
    施設からの脱出から始まって、鬼とのデスゲーム、ノーマンによる鬼殲滅計画、鬼社会の革命、だんだんスケールが大きくなってここまでくるとは。
    読者としてもエマのキャラクターに助けられてきたから、ラストは嬉しかった。

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    投稿日:2023.06.19

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