【感想】GANTZ/EXA

奥浩哉, 平山夢明, 真藤順丈, 緒方剛志 / ジャンプジェイブックスDIGITAL
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • 林檎飴甘

    林檎飴甘

    「GANTZ」が何度も再生を繰り返したために起こった微妙な歪み。
    その歪みが引き起こしたと思われる、以前とは違う異世界で起きたもうひとつの「GANTZ」物語である。
    意欲的な作品だとは思うけれど、実際この物語を読んだ人はどう感じたのだろう?
    もともと「GANTZ」の読者でもある自分にとっては、「ん~、こうきたか」とは思ったけれどやっぱり違和感を感じずにはいられなかった。
    逆にまったく「GANTZ」を知らない読者にとっては掴みきれないものがあっただろうと思う。
    例えば、終盤に出てくる加藤が弟・歩に寄せる思い。
    彼がどんなに弟を大切に思っていたか、彼にとって弟がどんな存在だったのか。
    それを知らなければあの場面での加藤の葛藤は理解できないような気がする。
    挑戦的な作品だったけれど、原作からみたスピンオフのような物語を書くのは本当に難しいだろうなと感じた。
    原案・構成を担当した平山夢明さん、実際に執筆した真藤順丈さんは大変だったと思う。
    「GANTZ」の世界観を壊すことなく、まったく別の展開を作り上げていく。
    「GANTZ」の読者である自分にとってはとても残念な物語だった。
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    投稿日:2017.03.04

  • μ

    μ

    公共の場でいきなり読む場合は、注意が必要です。
    きをつけてくだちい。

    主人公は宇宙飛行士のナガトモ。犯罪者の彼が宇宙で出会ったのは岸本。それをきっかけに、ナガトモはガンツに巻き込まれてしまうのです・・・。
    スピンオフということですが、自分は漫画のGANTZも読んでいます。細かい設定は失念していましたが、こちらのEXAでもオリジナルの設定はもちろん踏襲しているわけで。原作を知っているほうが愉しいかと思います。というか、そうじゃないと読まないだろ。
    ストーリーはなかなかスピーディーに展開します。
    かなり、さらりと読めました。
    ちょっと物足りないくらいかな。ぽんぽん進み過ぎて、もう少し丁寧に描写してもよかったかもしれない。
    しかし、元の世界観を壊さず、上手く取り入れられているように思います。
    特にこの作品では「コピー」に焦点があてられ、また、GANTZの世界特有の絶対的な不条理がよく現れていると言えるでしょう。
    意味深な数字が示すものが明らかになった時、感じるのはやはり絶望でしかない。
    悪意ともとれる残酷な戦いの先にはどんな帰結があるのか、それは是非お読みになって下さい。
    ほどよいエンターテイメント作品になっているかと思います。
    漫画もそうですが、よく脳漿が飛び散るので気をつけてくだちい。
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    投稿日:2011.02.08

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